作業療法士として働く中で、

パート勤務って実際どうなんだろう?



常勤とどんな違いがあるの?
と気になったことはありませんか。
子育てや家庭、プライベートとの両立、副業や自分のペースを大切にしたい…
そう考える作業療法士が年々増えています。
一方で、
- 「パートは損?」
- 「収入やキャリアは大丈夫?」
といった不安や迷いを感じるのも自然なことです。
私自身や同僚OTのリアルな体験をふまえて、
パート勤務のメリット・デメリットや現場のリアルな声、後悔しない選び方のポイントまで徹底解説します。
「自分らしい働き方を選びたい」「後悔しないキャリアを歩みたい」



そんなあなたが納得できる判断材料になるよう、現役OT目線で本音をお伝えします。


- OT歴15年以上、急性期OT
- 役職名は、係長
- 転職歴2回
- 回復期→在宅→急性期(現在)
- 2回の転職で年収250万Up
- 面接対策・転職ノウハウを発信
- @yuzu_ot_reha) (
パート勤務の作業療法士は損?得?現場のリアル


パート勤務を選ぶ作業療法士が年々増加していますが、
「実際、損なの?得なの?」という疑問は尽きません。
まずはパートと常勤の働き方の違いと、現場で感じる“リアル”を整理しましょう。
パートと常勤の違い・働き方を整理
パート勤務は、勤務時間や日数を自分で選びやすく、
家庭やプライベートとの両立を重視する人に人気です。
一方、常勤(正社員)は、
安定した収入や福利厚生、キャリアアップの機会が得やすいという強みがあります。
パートと常勤の主な違い
比較項目 | パート勤務 | 常勤(正社員) |
---|---|---|
勤務時間・日数 | 自由に調整しやすい | フルタイム、週5が基本 |
収入・賞与 | 時給制、賞与なしor少なめ | 月給制、賞与あり |
福利厚生 | 制限がある場合が多い | 社会保険・有給など充実 |
キャリアアップ | 限界があることも | 昇進・役職・研修などチャンス多い |
柔軟性 | ◎(シフト・時短OKが多い) | △(職場による) |


最新データとリアルな体験談から分かる現実
日本作業療法士協会の調査や主要求人サイトのデータによると、
30代〜40代の女性OTを中心にパート勤務を選ぶ人が増加しています。
背景には、
一方で、
- 「パートから常勤へ戻りたい」
- 「キャリアや収入に不安を感じる」
という声も現場では根強くあります。
私自身も、家庭の都合でパート勤務を経験し、



時間の自由は増えたけど、年収や社会保障面での不安は正直あった
と感じたことがありました。
ポイント
- 「働き方の自由度」と「収入・安定性」のバランスが最大の悩みどころ
- 家族や自分のライフプラン、将来のキャリア設計もあわせて考える必要がある
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パート勤務には、常勤では得られない多くのメリットがあります。
- 「自分に合ったペースで働きたい」
- 「生活と両立したい」
と考える作業療法士には、大きな味方となる選択肢です。
家庭や子育て・プライベートと両立しやすい
パート勤務最大のメリットは、
勤務時間や曜日を自分の希望に合わせやすいことです。
- 子どもの送り迎えや学校行事、急な休みにも柔軟に対応しやすい
- 家庭の用事や介護など、生活リズムを最優先できる
- 週2~3日や午前のみなど、自分のペースで働くことが可能
私も育児と仕事を両立するため、パートに切り替えた時期がありました。
「今日は早上がり」「この週は休み」など、



家族の予定を優先できる働き方は、精神的なゆとりを生み出してくれました。


精神的・肉体的な負担が少ない働き方
パートは常勤に比べて業務量や責任が軽めの場合が多いです。
- 担当患者数や業務量が少ないため、心身の負担が軽くなる
- 長時間労働や残業から解放されることで、自分や家族との時間を確保できる
- チーム運営や会議、委員会活動など、常勤ほどの責任を求められにくい
特に、ワークライフバランスを重視したい人や、
体力的にフルタイム勤務が難しい人には大きなメリットです。


自分に合うペースや職場を選びやすい
パートは短期間で職場を変えたり、
複数の職場を掛け持ちしたりすることも可能です。
- 「さまざまな分野を経験したい」「自分に合う職場を見つけたい」人にとって挑戦の幅が広がる
- ブランク明けのリハビリや、スキル維持・復職の“ステップ”としても最適
- 家庭の事情やライフステージの変化にも柔軟に対応できる
パート勤務は“働き方の自由度”が何よりの強みです。
パート勤務のデメリット


パート勤務には大きな魅力がありますが、
「楽そう」「自由そう」というイメージだけで選ぶと、思わぬ落とし穴にはまることも。
ここでは、実際に感じやすいデメリットや注意点を整理します。
収入・賞与・将来の安定性に注意
時給制や勤務日数が限られるため、月収・年収が常勤より大きく下がる場合が多いです。
厚生年金や社会保険への加入が“勤務時間や日数の条件”によるため、
将来の年金・保障に不安を感じる人も多いのも特徴です。
例:月収・賞与比較表
勤務形態 | 月収例(週3日) | 年収目安 | 賞与 | 社会保険 |
---|---|---|---|---|
パート | 10~13万円 | 120~170万 | 無~寸志 | 条件次第 |
常勤(正社員) | 22~30万円 | 300~420万 | あり(2~4ヶ月分) | あり(充実) |
キャリアアップや昇進のハードル
- パート職員は、管理職やリーダーなどのポストを任されることがほとんどない
- 「研修や勉強会の参加ができない」「新しい分野への挑戦がしづらい」と感じることも
- スキルアップやキャリア形成の面で、モチベーションが保ちにくい場合がある
私自身、パート勤務中は“現状維持”にとどまりがちでした。



スキルアップ志向の人は、キャリア設計を長期的に考えて選ぶことをおすすめします。
「孤立感」や「やりがい不足」を感じることも
短時間勤務・シフト制のため、
常勤スタッフとの交流や情報共有の機会が少なくなりやすいです。
チームの一員としての実感や達成感を持ちにくく、「疎外感」や「やりがい不足」に悩む人も。
パートのメリットを活かすには、
「将来のビジョン」と「今大切にしたいこと」の両立が大切です。



メリット・デメリットを天秤にかけて、自分にとってベストな働き方を選びましょう。
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パート勤務は、ライフスタイルに合わせやすい一方で、
職場選びや条件の確認を怠ると「こんなはずじゃなかった」と後悔することも。
ここでは、パートで失敗しないためのポイントを、経験者の視点でまとめます。
条件や希望に合った職場探しのポイント
- 自分が譲れない条件(勤務日数・時間・給与など)をリストアップしておく
- 求人票には載っていない「実際の業務内容」や「雰囲気」も職場見学や面接でしっかりチェック
- 可能なら、同じ境遇(子育て中、ブランク明けなど)のパートOTがいるかも確認
面接や見学で確認したいことリスト
- 勤務時間・曜日の希望が通りやすいか
- 有給・急な休みに柔軟に対応できるか
- 社会保険や福利厚生の条件はどうなっているか
- パートスタッフへの研修・教育体制はあるか
- チーム内での役割や担当範囲、常勤との連携方法
実際に働く前に、
「自分が大切にしたいポイント」をしっかり確認することが後悔しない秘訣です。


将来設計・ライフプランも一緒に考える
パートは柔軟な働き方ができる反面、
「このまま何年も続けて大丈夫?」という不安がつきものです。
「一定期間だけパート→子育てが落ち着いたら常勤復帰」など、
将来のキャリアプランをイメージしながら働き方を選ぶのがおすすめです。
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パート勤務はすべての作業療法士に向いているわけではありませんが、
- 「こんな働き方をしたい」
- 「こういう状況の人には本当におすすめ」
というポイントがあります。
実際の体験や相談をもとに、参考になるケースとアドバイスをまとめます。
子育て・介護・プライベート重視の人へ
小さなお子さんがいる方や、家族の介護が必要な方は、
パート勤務の柔軟さが大きな助けになります。
- 「子どもの急な発熱で休みたい」
- 「家族の都合に合わせたい」
といったシーンでも、理解がある職場なら安心です。



自分や家族の健康、プライベートの趣味や学びも大切にしたい方にも、パート勤務はぴったりです。
スキル維持やキャリアの“つなぎ”にも活用できる
ブランク明けのリハビリや、
産休・育休後の職場復帰にも、パートは最適な選択肢です。
- 「いきなり常勤はハードルが高い」
- 「体力や自信を徐々に取り戻したい」
という方にとって、週2~3日からのスタートは無理なく続けやすいです。
「転職活動の合間」や「家計補助として短期間だけ」など、キャリアの“つなぎ”にも活用できます。


パート経験者のリアルな声
実際に私の職場で現在パート勤務している方々のリアルな声をご紹介します。
「子どもを優先しつつ、無理なく社会とつながれることが一番のメリットでした」
30代女性OT
「常勤時代と比べて収入は減ったけど、ストレスや体力的な負担が減って“今の自分には合っている”と感じる」
30代女性PT
「パートでも責任ある仕事を任せてもらえる。経験や信頼次第で選択肢が広がると実感しています」
30代女性PT
「生活の変化」「自分のペース」を大切にしたい人は、
パート勤務という選択肢を前向きに検討してみてください。
迷ったときは、



先輩OTや転職エージェントに相談し、実際に働く人の声をたくさん聞いてみるのがおすすめです。
▼ 私が実際に利用した転職サイトはこちら。
まとめ|パート勤務のOT、賢い選択で後悔しないキャリアを


パート勤務の作業療法士は、
- 「家庭やプライベートと両立しやすい」
- 「自分のペースで働ける」
など多くのメリットがある一方で、収入やキャリア面、孤立感などのデメリットもあります。
大切なのは、
体験談や現場の声も参考にしながら、
「今の自分に本当に合った働き方」を選んでください。
迷ったときや不安があるときは、
一人で悩まず、転職エージェントや先輩OTにも相談してみましょう。



あなたの毎日が、もっと笑顔とゆとりのあるものになりますように。
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