子育てをしながら作業療法士として働き続けるのは、本当に大変なことです。
- 「突然の呼び出しに対応できるかな?」
- 「時短でも責任のある仕事ができるかな?」
そんな不安を抱えながら、職場選びに悩むママOTも多いのではないでしょうか。
この記事では、子育てと仕事を両立させたい作業療法士に向けて、
働きやすい職場の見極め方やおすすめの勤務形態・施設タイプをわかりやすく解説します。
私自身も、
非常勤・訪問リハ・育休復帰などさまざまな働き方を経験してきた立場から、リアルな情報をお届け。
さらに、ママ向け転職に強いエージェントの比較もあるので、
今すぐ転職を考えていなくても、視野を広げたい方にも役立つ内容です。

育児も仕事もあきらめたくない方は、ぜひ参考にしてください。


- OT歴15年以上、急性期OT
- 役職名は、係長
- 転職歴2回
- 回復期→在宅→急性期(現在)
- 2回の転職で年収250万Up
- 面接対策・転職ノウハウを発信
- @yuzu_ot_reha) (
育児と両立したいOTへ|働きやすい職場の選び方


育児と作業療法士としての仕事を両立させるためには、
働きやすい職場環境の見極めが欠かせません。
- 両立しやすい職場の特徴
- ママOTの体験談とリアルな声
- 両立を選ぶメリットとは?
ここでは、実際にママOTとして働いている人の声や、両立しやすい職場の特徴についてご紹介します。
両立しやすい職場の特徴
両立を成功させている作業療法士たちが口を揃えて挙げる職場の特徴は、以下のとおりです。
- 急な休みに理解がある(保育園からの呼び出し等)
- 勤務時間の融通が利きやすい(時短やシフト調整が柔軟)
- 女性職員や子育て経験者が多い
- 業務の属人化が少なく、チームで動いている
これらの条件を満たす職場では、
罪悪感なく仕事と家庭を両立できる環境が整っています。
たとえば、小児施設や訪問リハビリでは、
個別対応の時間管理がしやすく、柔軟な働き方がしやすい傾向があります。


ママOTの体験談とリアルな声
実際に育児と両立しながら働くママOTの声をご紹介します。
「時短勤務を認めてもらえたことで、朝は子どもを保育園に送り届けてから出勤でき、夕方も余裕を持って迎えに行けています。職場にママさんが多く、相談しやすいのも心強いです。」
「訪問リハに転職して、週3日で10時〜16時勤務。保育園のお迎えや行事にも参加しやすくなりました。収入は減りましたが、家族との時間が持てるようになり、ストレスも減りました。」
このように、「環境」と「制度」次第で、
育児と仕事のバランスは大きく変わります。



体験談は、実際の働き方をイメージするうえで非常に参考になります。
両立を選ぶメリットとは?
育児と仕事を両立する働き方には、次のようなメリットがあります。
メリット | 内容 |
---|---|
時間の有効活用 | 子育てに時間を割きつつ、自分のキャリアも継続できる |
精神的な充実感 | 社会とのつながりを保てるため、孤立感が軽減される |
育児経験が活きる | 小児分野や介護予防など、実体験を活かして利用者と関われることがある |
職場での信頼形成に繋がる | 限られた時間内で効率的に働く姿勢が、周囲からの評価や信頼につながるケースもある |
育児との両立に不安を感じるのは当然ですが、
「できる職場は確かにある」という視点を持つことが、転職の第一歩になります。
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OTに人気の転職サイト3選両立しやすい働き方と勤務条件


仕事と育児を両立させるには、勤務形態や条件の見極めがとても重要です。
- 時短・パート・非常勤の違い
- フルタイムでも続けやすい条件
- ブランク復帰に向いた職場とは?
フルタイムにこだわらず、
自分や家族の生活リズムに合わせた働き方を選ぶことで、無理のないキャリア継続が可能になります。
時短・パート・非常勤の違い
「時短勤務」と「パート」「非常勤」は混同されがちですが、
それぞれに特徴とメリットがあります。
働き方 | 特徴 | メリット |
---|---|---|
時短勤務 | 正社員のまま勤務時間を短縮。育児・介護などの理由が必要。 | 社会保険を維持しつつ勤務時間を調整できる |
パート | 週3〜4日や短時間での勤務。時給制が多い。 | スケジュール調整がしやすく、育児との両立がしやすい |
非常勤 | 契約社員に近く、業務範囲が限定されることも。 | 担当件数が調整しやすく、突発的な休みにも対応しやすい |
保育園の送迎や急な呼び出しにも対応しやすく、
家庭を優先した柔軟な働き方ができるのが特徴です。
ただし、
フルタイムでも続けやすい条件
「フルタイムで働きたいけれど、育児との両立が不安…」
そんな方も、
以下のような条件が整った職場であれば、現実的に可能です。
- 保育園の送り迎えに間に合う就業時間(例:9時〜17時)
- 残業や休日出勤がほとんどない職場
- 急な欠勤をカバーしやすいスタッフ体制
- 通勤がしやすい(30分以内など)立地
特に、外来リハや老健施設などの「定時業務中心」な職場では、
育児中の職員も多く在籍しており、理解ある環境が整っています。
また、フルタイムで働くことで社会保険や賞与などの恩恵も受けられるため、
長期的に見て安定した生活設計が立てやすい点も大きな魅力です。
ブランク復帰に向いた職場とは?
産休・育休後のブランク明けに復帰する場合、
次のような職場が向いています。
- 教育・引き継ぎ制度が整っている
- ママ職員がすでに活躍している
- 段階的に業務を覚えていける(OJTが丁寧)
- パートや短時間勤務から始められる
中でも、訪問リハビリやクリニック、小規模デイサービスなどは、
利用者対応に集中しやすく、個々の事情に応じた勤務調整が可能です。
また、復帰後は「いきなり前と同じように働こうとしないこと」も大切です。



焦らず、少しずつ自分のペースを取り戻す意識を持ちましょう。


子育て世代におすすめの職場タイプ


育児と仕事を両立したい作業療法士にとって、
働く「場所選び」も非常に重要です。
- 放課後等デイ|時間も理解も安心
- 訪問リハ|自由度の高い働き方
- 外来クリニック|平日メインで安心
- 老健施設|役割分担が明確
- 小児施設|子育て経験を活かせる
ここでは、子育て世代に特に人気がある職場タイプとその理由を紹介します。
放課後等デイ|時間も理解も安心
放課後等デイサービスは、主に小学生〜高校生の子どもを対象とした福祉施設です。
- 平日:13時〜17時ごろまでが勤務の中心
- 土曜・長期休暇中のみ午前から勤務になる場合あり
- 子どもが好き、関わりたい人に特に人気
午前中に家事や自分の時間を確保でき、午後だけ働ける点が魅力です。
また、子育て経験がある人にとっては、
同世代の保護者や子どもと自然な関係性が築けるのも強みです。



「保育園のお迎えに間に合うか不安…」というママにもぴったりの職場といえます。
訪問リハ|自由度の高い働き方
訪問リハビリでは、利用者の自宅に直接訪問してリハビリを行います。
勤務時間や件数を自分で調整できるため、柔軟なスケジュール管理が可能です。
- 勤務は午前・午後で区切って調整できる
- 子どもが熱を出したときも、1件キャンセルで済む場合が多い
- 利用者との一対一で集中できる環境
時給制・件数制のため、働いた分だけ報酬が得られるのも大きなメリット。
ただし、


外来クリニック|平日メインで安心
整形外科や内科に併設されたリハビリ特化型クリニックも、ママOTに人気です。
- 完全予約制で残業が少ない
- 平日中心で土日祝休みが多い
- 午前・午後で分けたシフト制もあり
「保育園の送迎」「平日の通院」など、
子育てとの両立がしやすい体制が整っています。
また、同じような家庭状況の職員が多いため、急な休みにも理解がある傾向があります。
老健施設|役割分担が明確
介護老人保健施設(老健)は、
医師・看護師・介護士・PT・OT・STがチームで連携する職場です。
- 担当業務が明確に分かれており、残業が少ない
- 日勤固定の求人が中心
- 地域密着型で通勤も便利なことが多い
急性期のようなバタバタした雰囲気ではなく、
安定したリズムで業務を進められる環境が整っています。



育児中の「予定変更」にも柔軟に対応できる職場が多いです。
小児施設|子育て経験を活かせる
子どもと関わる仕事を希望するなら、
小児専門施設や発達支援センターも選択肢になります。
- 保護者対応のスキルも評価されやすい
- 自身の育児経験を仕事に活かせる
- 対応年齢が明確で働き方にリズムがある
「子育ての経験がむしろ強みになる」という点で、
やりがいと働きやすさを両立した職場といえるでしょう。


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「育児と仕事の両立がしやすい職場を選んだつもりだったのに、思っていた環境と違った…」
そんな後悔を避けるためには、事前の情報収集と職場見極めが欠かせません。
求人票だけでは分からない点
求人票には「残業なし」「働きやすい職場」などの文言が並びますが、
本当の現場の実情とは異なることも少なくありません。
確認すべきポイント
- 残業の頻度・発生理由(終業後の記録、会議など)
- 育児中スタッフの人数・在籍年数
- 突発休への対応体制(代替スタッフの有無)
見学時に実際の職場の雰囲気を見ることで、「制度」ではなく「文化」を知ることができます。



制度が整っていても、使いづらい雰囲気だった
そんな声は少なくありません。


面接で確認すべきこと
面接では以下のような質問を積極的にしておくと安心です。
- 「お子さんがいるスタッフはどれくらい在籍していますか?」
- 「急なお休みに対する対応はどうされていますか?」
- 「時短勤務の方は、実際にどのような働き方をされていますか?」
特に重要なのは、
現場とのミスマッチを防ぐには、「リアルな声」に触れることが一番です。
口コミの活用と注意点
インターネット上の転職サイトやSNSでは、職場の口コミ情報も参考になります。
活用ポイント
- 同じような家庭状況の人の口コミを探す
- 良い面・悪い面の両方を確認
- 口コミが新しいかどうかをチェック
ただし、口コミはあくまで「主観的な意見」であることを忘れないようにしましょう。



参考にはなりますが、最終的には自分の目で職場を見ることが確実です。
ママ向け転職エージェント比較


育児と仕事を両立させるには、
「働きやすい職場」の情報に強いエージェントの力を借りるのが近道です。
ここでは、子育て中の作業療法士に特におすすめの転職エージェント3社を紹介します。
レバウェルリハビリ|柔軟な対応が魅力
LINE対応やチャットでの連絡が可能なため、忙しいママでも無理なくやり取りができます。
- 登録後の初回連絡がスピーディー
- 担当者が希望に合う求人だけを厳選
- 求人票では分からない「職場の雰囲気」まで伝えてくれる
また、女性コーディネーターも多く、育児の悩みを相談しやすいと好評です。
「時短勤務OKの職場がなかなか見つからない…」と感じている人には特におすすめできます。


PTOT人材バンク|求人が豊富で安心
老舗のリハビリ職専門エージェントで、求人数の多さと全国対応が魅力です。
- 都市部から地方まで幅広くカバー
- 常勤・非常勤・パートなど働き方の選択肢が多い
- 育児支援ありの求人特集などが用意されている
また、面接の日程調整や条件交渉も代行してくれるため、
育児中でも転職活動がスムーズに進みます。


PTOTSTワーカー|地方や施設系に強い
PTOTSTワーカーは、地方在住のママOTにとって心強いエージェントです。
- 地方求人に強く、車通勤可・託児所ありなどの条件にも対応
- 老健・デイ・訪問リハなど「家庭との両立重視」の求人多数
- 面接対策や履歴書添削も対応してくれる
「近くで無理なく働ける職場がほしい」という人にぴったりのサービスといえます。


まとめ|育児も仕事も両立できる職場はある


育児と仕事の両立を目指す作業療法士にとって、
「理解ある職場」と「柔軟な働き方」が鍵になります。
求人票だけでは分かりにくい「実際の雰囲気」や「制度の使いやすさ」などを把握するには、
転職エージェントのサポートが非常に役立ちます。
あなたの生活スタイルや価値観に合った職場は、きっと見つかります。



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