作業療法士として働く中で、

副業をやってみたいけど禁止されているのでは?
と悩む人は少なくありません。
特に医療職は就業規則や法律の制約があり、
副業の可否やリスクを正しく理解しないまま行動すると、思わぬトラブルにつながることもあります。
一方で、条件を満たせば副業可能な職場や、勤務先に許可が出やすい収入アップ方法も存在します。
この記事では、作業療法士が副業を禁止される理由、勤務先の副業ルールの確認方法、
副業禁止でもできる収入アップの手段、そしてOTにおすすめの副業事例まで詳しく解説します。



安全かつ現実的に収入を増やしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。


- OT歴15年以上、急性期OT
- 役職名は、係長
- 転職歴2回
- 回復期→在宅→急性期(現在)
- 2回の転職で年収250万Up
- 面接対策・転職ノウハウを発信
作業療法士は副業が禁止されることがある


作業療法士は働く職場によって、副業が禁止されている場合があります。
これは医療職特有の責任や、勤務先の雇用契約上のルールによるものです。
副業禁止の主な理由
作業療法士の副業が制限される背景には、以下のような理由があります。
- 労働時間超過による健康被害の防止
長時間労働は過労や医療事故のリスクを高めるため、勤務先は副業を制限します。 - 情報漏洩や利益相反の防止
医療情報や患者データを取り扱う立場から、他施設勤務での情報漏洩を懸念するケースがあります。 - 職務専念義務の確保
特に公務員OTでは、勤務時間外でも本務に専念する義務があり、副業は原則禁止です。
こうした理由から、
民間施設でも就業規則に「副業禁止」と明記されていることが少なくありません。
医療職特有の副業リスク


医療職の副業には、他業種にはないリスクがあります。
- 医療ミス発生時の責任問題
- 副業先での事故やトラブルが本業に波及するリスク
- 医療機器や機密情報の取り扱いに関する規定違反
これらのリスクは、
勤務先にとって大きな懸念点となるため、副業の許可が慎重になる傾向があります。
公務員OTの副業ルール
地方公務員法・国家公務員法では、
公務員は営利目的の副業が原則禁止とされています。
ただし、以下のような活動は許可される場合があります。
- 不動産賃貸(一定規模以下)
- 株式・投資信託などの資産運用
- ボランティアや地域活動
一方で、医療系アルバイトや有償の講師業などは、許可が下りにくいのが現実です。
勤務先の副業可否を確認する方法


作業療法士が副業を始める前に必ず行うべきことは、
「勤務先で副業が許可されているか」を確認することです。
ルールを知らずに始めてしまうと、後から注意や懲戒処分を受ける可能性もあります。
就業規則の確認ポイント
最初に確認すべきは、自分の職場の就業規則です。
就業規則には「副業禁止」や「副業は許可制」といった項目が明記されていることが多いです。
確認の際は、以下の点をチェックしましょう。
- 「兼業・副業」に関する条文があるか
- 許可制か、全面禁止か
- 副業の範囲(医療系のみ禁止など)が限定されているか
- 許可を得るための申請手順や必要書類
上司・人事への確認方法


就業規則だけでは判断が難しい場合は、直属の上司や人事部に確認します。
その際は「副業をやりたい」と直接言うのではなく、
ルールとしてどうなっているかを質問すると角が立ちません。
例
- 「この職場では、副業に関してどのような規定になっていますか?」
- 「業務時間外に講師活動や執筆をする場合、申請が必要ですか?」
許可が出やすい副業ジャンル
同じ副業でも、勤務先のリスクや利益相反の可能性が低い分野は許可が出やすいです。
- 講師活動(学会発表や研修講師)
- 健康コラムや書籍の執筆
- 不動産賃貸や資産運用
- 介護予防や健康イベントのボランティア(有償含む場合あり)
こうした副業は本業のイメージアップにもつながるため、
前向きに検討されやすい傾向があります。
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勤務先の規定で副業が禁止されていても、
合法的かつ安全に収入を増やす方法はあります。
ここでは、本業の延長や勤務形態の工夫によって収入アップを目指す方法を紹介します。
資格手当や役職手当で増やす
同じ職場でも、資格や役職によって給与は変わります。
副業ができない場合は、資格取得や役職登用を狙うことで安定的に収入を増やせます。
収入アップにつながる資格・役職例
- 認定作業療法士
- 心臓リハビリテーション指導士
- 3学会合同呼吸認定士
- 主任・係長・科長などの役職
役職手当は月1〜5万円程度が一般的で、年間では12〜60万円の増収になります。
高単価分野(訪問リハ・自費リハ)に移る


副業が禁止されていても、
同じ本業内で勤務先を変えるだけで年収を上げられることがあります。
訪問リハは1件あたりの単価が高く、インセンティブ制度を導入している事業所も多いです。
また、自費リハは保険外サービスで単価が高く、実績に応じて報酬も増えやすいです。
訪問リハ・自費リハのメリット
- 1件あたりの報酬が高い
- 成果や件数で収入が変動する
- 日勤中心でワークライフバランスも確保可能
研修講師や執筆など許可が出やすい活動
副業が原則禁止でも、職場の承認が得られやすい活動があります。
- 学会や研修での講師活動(謝礼あり)
- 専門誌や医療系Webメディアへの寄稿
- 公的機関や地域主催の健康教室講師
これらは本業の専門性向上にもつながるため、勤務先も前向きに許可するケースが多いです。
副業がバレる理由と対策


副業が禁止されている職場で、内緒で副業をすると高いリスクを伴います。
実際、副業がバレるきっかけは想像以上に多く、意図せず発覚してしまうケースも珍しくありません。
住民税で発覚する仕組み
最も多いのが、住民税からバレるケースです。
副業収入があると翌年の住民税額が増えます。
給与所得のみの場合、住民税は勤務先経由で天引きされますが、
副業分の住民税が加算されると経理担当に「金額が合わない」と気づかれるのです。
対策
SNSや口コミからバレるケース


副業の活動内容や成果をSNSで発信していると、
思わぬところから勤務先に伝わることがあります。
特にFacebookやInstagramは、勤務先の同僚や上司が見ている可能性も高いです。
対策
- 本名や顔出しを避ける
- 勤務先や本業に関する情報を載せない
- 仕事仲間が見ないプラットフォームを活用
バレないための確定申告の工夫
確定申告は税務署と自分だけのやり取りですが、住民税の徴収方法を誤ると勤務先に情報が渡ります。
バレなくする申告ポイント
- 住民税は必ず「普通徴収」を選ぶ
- 副業用の銀行口座を作る
- 副業収入の振込先は本業と分ける
これらを徹底すれば、



勤務先に知られるリスクは大幅に減りますが、禁止されている職場での副業は最終的には自己責任です。
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副業が可能な職場や許可制の場合、
作業療法士が比較的取り組みやすく、かつ収入アップにつながりやすい副業があります。
ここでは、専門性を活かせるものから、未経験でも始めやすいものまでを紹介します。
ブログ運営


ブログは、自分の知識や経験を記事として発信し、広告収入やアフィリエイト報酬を得る副業です。
作業療法士であれば、
リハビリや健康、介護、医療機関での経験などをテーマにすると差別化しやすくなります。
メリット
- 初期費用が安い(年間1万円程度)
- 資産型収入を作れる
- 専門性をアピールできる
注意点
Webライター


Webライターは、記事やコラムを執筆して報酬を得る仕事です。
医療・介護系の記事は需要が高く、作業療法士の実務経験は強みになります。
メリット
- パソコン1台で始められる
- 時間や場所を選ばない
- 継続契約で安定収入に繋がる
注意点
せどり(物販ビジネス)


せどりは、安く仕入れた商品をネットで販売し、差額を利益とするビジネスです。
本や医療・介護用品、日用品など身近な商品でも始められます。
メリット
- 在宅でも可能
- 仕入れと販売のスキルが身につく
- 即金性がある
注意点
クラウドソーシング
クラウドソーシングは、Web上で仕事を募集・受注するサービスを使った副業です。
文章執筆、データ入力、リサーチなど多種多様な仕事があります。
メリット
- 初心者でも案件が見つかりやすい
- スキルアップ次第で単価アップ可能
- 在宅で柔軟に働ける
注意点
他施設での単発アルバイト(カイテク活用)


単発バイトを探すなら、カイテクという医療・介護職向けの単発バイトアプリが今おすすめです。
OTの資格を持っていると、
カイテクはアプリで求人検索から応募、
シフト調整、給与受け取りまで完結できるため、スキマ時間を活用した働き方が可能です。
カイテクの魅力
- 作業療法士資格を活かせる案件多数
- 1日単位で働けるため本業に影響しにくい
- 高時給案件(時給1,500円〜)もあり即日払いOKの仕事もある
- 医療・介護業界に特化しているため、未経験分野よりも安心して働ける
休日や平日の空き時間を活用して収入をプラスできるため、
「副業禁止だけど単発はOK」という職場に勤めている方にも相性が良い働き方です。



副業が可能な環境なら、年収アップの即効性が高い方法の一つといえるでしょう。
まとめ|作業療法士の副業はルール確認と戦略が重要


作業療法士が副業をする際は、勤務先のルール確認が第一歩です。
特に公務員OTや民間でも「副業禁止」規定がある場合は、許可の有無や申請方法を事前に押さえておく必要があります。
本記事のポイントを整理すると以下の通りです。
- 医療職は情報漏洩や職務専念義務など、副業禁止の理由が明確
- 就業規則の確認と上司・人事への事前相談でトラブルを防げる
- 副業禁止でも資格手当や役職、訪問リハ、自費リハで年収アップ可能
- 副業がバレる最大の原因は住民税。確定申告時は普通徴収を選択
- 副業OKならブログ、Webライター、せどり、クラウドソーシング、カイテクなどがおすすめ
特にカイテクは、
作業療法士資格を活かせる単発バイト案件が豊富で、1日単位で働けるため柔軟性が高いのが魅力です。
一方で、本業に支障をきたす働き方は長続きせず、
信用を失うリスクもあるため、あくまでも健康とパフォーマンスを優先しましょう。
副業はあくまで「生活の質を上げる手段」です。



本業での成長と、副業での収入アップを両立できる働き方を見つけていきましょう。
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