作業療法士として新しい職場に転職したとき、
転職OT早く職場に馴染みたい…



転職先で嫌われたくない…
と感じる方は多いのではないでしょうか。
実は、転職先でのちょっとした言動が、信頼を失うNG行動につながることがあります。
特に、作業療法士の現場はチームワークが重要で、人間関係の土台が崩れると業務そのものにも影響してしまいます。
この記事では、転職経験・現役管理職OTの私が、
- 転職先で絶対に避けるべきNG行動
- 信頼される行動のコツ
を、現場目線でわかりやすく解説します。
「転職後に後悔したくない」
「職場の人間関係でつまずきたくない」
という方に、必ず役立つ内容です。



転職先で信頼され、安心して働ける未来を手に入れたい作業療法士の方は、ぜひ最後まで読んでください。


- OT歴15年以上、急性期OT
- 役職名は、係長
- 転職歴2回
- 回復期→在宅→急性期(現在)
- 2回の転職で年収250万Up
- 面接対策・転職ノウハウを発信
作業療法士が転職先で絶対に避けるべきNG行動6選


作業療法士が転職先で「失敗した」と感じる大きな原因のひとつは、
知らず知らずのうちにNG行動をとってしまうことです。



ここでは、職場で信頼を損なう可能性が高い行動を6つ紹介します。
挨拶や報連相を怠る


転職先でまず見られているのは「スキル」ではなく「態度」です。
新しい職場では、挨拶や報連相の習慣が何よりも信頼の土台になります。
- 挨拶をしない
- 報告を後回しにする
- 相談をせずに独断で動く
こうした行動は、“協調性がない人”という印象を与えてしまいます。
特に医療・リハビリの現場では、チーム内の連携が成果に直結します。
ポイント
「報連相」は“業務報告”ではなく“信頼構築の手段”として意識しましょう。
入職当初は、些細なことも報告・相談するのがおすすめ!
前職との比較を口にする


「前の職場ではこうしていました」
「以前の上司はこうだった」
こうした言葉は悪気がなくても、転職先では非常にネガティブに受け取られます。
新しい職場の文化ややり方を否定するように感じられ、
「うちのやり方に馴染む気がないのかな」と思われてしまうのです。
もちろん、前職の経験を活かすことは大切ですが、それを伝えるタイミングと姿勢が重要です。



まずは転職先のルールを理解し、現場を観察してから、自分の意見を提案するほうが得策です。
ポイント
「違い」を感じたときは、すぐに口に出さず、“観察→理解→提案”の順で行動しましょう。
指示を待ちすぎて受け身になる


新しい環境に入ると、遠慮して指示を待つ人が多いですが、これは逆効果になることもあります。
- 「自分から動かない」
- 「考えて行動しない」
と思われてしまう可能性があるからです。
とはいえ、いきなり積極的に動きすぎても逆に浮いてしまうため、バランスが大切です。
ポイントは「相手に確認しながら行動する」こと。



自分の考えを交えつつ確認する姿勢があると、同僚も安心します。
ポイント
「指示待ち」ではなく「確認ベースの行動」を意識するのが信頼されるコツです!
患者やスタッフの陰口を言う


人間関係のトラブルで最も多いのが「陰口」。
どんなに小さな愚痴でも、職場ではあっという間に広がります。
職場の情報を筒抜けになることも多く、すぐに他部署へ情報が伝わることもあります。
一方で、ストレスを溜め込みすぎるのも良くありません。
信頼できる上司や同僚に相談するなど、“愚痴ではなく相談”という形に変えるのが得策です。
ポイント
不満を吐き出すなら、「陰口」ではなく「改善提案」へ。建設的な会話を意識しましょう。
「自分流」を押し通そうとする


「自分の経験を活かしたい」
「もっと効率的にしたい」
この気持ちはとても前向きですが、最初の段階で“自分流”を押し通すと、反感を買いやすいです。
それを理解せずに変更を提案すると、
「何もわかっていないのに」と思われてしまいます。



まずはその職場のやり方を尊重し、「なぜその方法がとられているのか」を理解することが重要です。
理解のうえで改善提案をすれば、受け入れられやすくなります。
ポイント
自分流を出すのは「信用されてから」。それまでは“学ぶ姿勢”を徹底しましょう。
学ぶ姿勢が見えない


転職したばかりの時期に最も求められるのは、“即戦力”ではなく“素直さ”です。
経験豊富な人ほどプライドが邪魔をして、
「それ知ってます」と言いたくなる瞬間があります。
しかし、職場が求めているのは「知識」よりも「吸収力」です。
また、作業療法士としてスキルアップを続ける姿勢を見せることは、「この人と一緒に働きたい」と思われる最大の要素です。
ポイント
“できる人”よりも“学び続ける人”が信頼を得る。これはどの現場でも共通しています。
作業療法士が転職先で信頼される行動5つ


転職先で信頼を得るためには、特別なスキルよりも「人としての姿勢」が大切です。
作業療法士の現場では、チームとの連携力や協調性が仕事の質に直結します。



ここでは、転職先で確実に信頼を得るための行動を5つ紹介します。
積極的な挨拶と観察


信頼構築の第一歩は「挨拶」と「観察」です。
これは単なる礼儀ではなく、職場の空気を読むための重要な情報収集でもあります。
また、同時に職場の雰囲気を観察して、
- この人はどういう立ち位置なのか
- どんな内容を話しているのか
などを把握しておくと良いです。
ポイント
上司や先輩はもちろん、後輩へも挨拶は自分から。その姿勢が自然とチームの一員として認められます。
メモを取りながら素直に質問する


転職直後は、覚えることが非常に多い時期です。
そのため、「何度も同じことを聞いてしまうのは悪いかな」と遠慮してしまう人もいます。
しかし、
「確認を怠らない」
「学ぶ姿勢がある」
と評価され、先輩からの指導も丁寧になります。
さらに、質問内容をノートやスマホにまとめておくことで、自分自身の成長記録にもなります。



後輩ができたときに、自分の経験をもとにアドバイスできるというメリットもあります。
ポイント
メモを取る=誠実さのサイン。素直に質問することで「学ぶ姿勢」が自然に伝わります。
転職先の文化を理解して動く


職場ごとに「やり方」や「空気感」は異なります。
転職して最初の数か月は、“職場の文化を観察する期間”と考えましょう。
職場の文化を理解するためには、
- 先輩の動き方や発言パターンを観察する
- よく話しているメンバーの関係性を把握する
- 「この職場では何を大切にしているか」を質問してみる
などの行動がおすすめです。
ポイント
文化を理解してから行動することで、チームに自然に馴染み、意見も通りやすくなります。
感謝とリスペクトを伝える


どの職場でも、「ありがとう」を言える人は信頼されます。
小さなサポートや教えに対して、素直に感謝を伝えることで、人間関係を構築できます。
- 「助けていただいてありがとうございました」
- 「教えてもらった方法、やってみたらすごくうまくいきました!」
と、具体的な感謝を伝えると、相手は役に立った嬉しく感じます。
ポイント
感謝の言葉は、職場の人間関係における“潤滑油”。笑顔で伝えましょう。
報連相を意識的に習慣化する


報連相(報告・連絡・相談)は、どの現場でも基本中の基本です。
しかし、意外と難しいのが「どのタイミングで、どの範囲に伝えるか」という判断。
具体的には、以下の3つを意識すると効果的です。
- 報告:終わったことだけでなく、途中経過も伝える
- 連絡:誰が知っておくべき情報かを考えて伝える
- 相談:判断に迷ったら早めに聞く
ポイント
「報連相が多すぎて困る」と感じる上司はほぼいません。安心感を与える“習慣”として続けましょう。
作業療法士が転職先でつまずきやすい3つの場面


転職後の数週間は、新しい環境に慣れようと必死になる時期です。
しかし、その中でちょっとした言動が誤解を生み、人間関係のつまずきにつながることがあります。



ここでは、作業療法士が特につまずきやすい3つの場面を取り上げ、注意すべきポイントを解説します。
オリエンテーション・初出勤時


転職初日は、
「この人はどんな人か?」を周囲が特に観察しています。
多くの人がやってしまうのが、
「緊張して黙りすぎる」「表情が固い」というパターン。



これでは、“暗い人”“話しかけにくい人”という印象を与えてしまいます。
また、もう一つのNGが「前職の話をしすぎる」こと。
- 「以前の病院では…」
- 「前の施設だと…」
という発言は、職場の文化を否定しているように聞こえる場合があります。



意識したいのは、“挨拶と笑顔”!挨拶を欠かさず、明るい声で返すだけで、周囲の警戒心が和らぎます。
カルテ記載や評価の方法が違うとき


転職先によって、カルテ記載の様式や評価手順がまったく異なることがあります。
前職で慣れたやり方があるほど、
「こっちのほうが効率いいのに」と思ってしまうものです。
しかし、ここで注意が必要です。
実際に当院の事例では
「記載の省略や略語の使い方」が問題となり、転職OTが「指導を守らない人」と見なされてしまったケースもあります。
医療安全や診療報酬上のルールが背景にある場合もあり、表面的な判断は禁物です。
勉強会やチームミーティングのとき(意見を一方的に伝えるNG行動)


転職後、特に熱意のある作業療法士ほどやってしまうのがこのパターンです。
「職場を良くしたい」
「自分を良く見せたい」
という気持ちから、勉強会やミーティングで積極的に発言してしまう。
ところが、



まだ人間関係が構築されていない状態で、正論を一方的に伝えると反発を招きやすいです。
発言の内容が間違っていなくても、
「新しく来たのに、上から目線だな」
「うちのやり方を知らないくせに」
といった感情的な反応を呼んでしまうことがあります。
ポイント
正論は“伝え方とタイミング”で価値が変わる。まずは信頼関係を作ってから提案しましょう。
【体験談】急性期に転職したときの失敗から学んだ人間関係の築き方


私自身も、回復期・訪問リハを経て急性期病院へ転職した際に、
人間関係の壁にぶつかった経験があります。



ここでは、そのときのリアルな失敗と、そこから得た学びをお伝えします。
回復期・訪問リハから急性期への転職時の苦労
私が回復期から訪問リハを経て急性期へ転職したのは、キャリアアップのためでした。
当時は経験年数も5~6年あり、「ある程度やれる」という自信もありました。
しかし、急性期のスピード感はまったく別物。
- アプローチの見直し
- ゴールの再設定
- スタッフ間の連携
など、回復期とは比べものにならないほど速く動くことに驚きでした。
訪問ではゆっくり話せていたのに、急性期では報連相のスピードが求められる。



相手の話に割って入る勇気もなく、最初は“受け身な人”という印象を持たれていたと思います。
当時の自分に足りなかったのは、積極性と謙虚さ。
「早く成果を出さなきゃ」という焦りから、職場の雰囲気を読む余裕がなかったのです。
文化の違いと意見の伝え方での失敗
転職当初、担当患者のリハ方針を話し合う中で、自分の意見を率直に伝えすぎてしまいました。
- 「もっと在宅生活見据えたアプローチしませんか?」
- 「あの評価もしたほうが良いと思います」
内容としては間違っていなかったと思います。
ただ、当時はまだ入職して数か月、信頼関係も浅い状態。



“よそから来た人がいきなり指摘してくる”という印象を与えてしまいました。
今思えば、発言のタイミングと関係性の深さを誤っていました…。
なかなか自分の意見を受け入れてもらえない。初めは、なんで?なんで?とかなり悩みました。
ふとした時に、
「あっ。自分の伝え方やタイミングが悪いんだ…」と気づき、
その後、少しずつ信頼関係を築きながら、提案を“共有ベース”に変えていきました。



最近こういうケースが増えているので、皆さんどうされていますか?
といった聞き方に変えると、
自然に意見交換が生まれ、チームとしての議論が活発になりました。
信頼構築後に意見を伝える重要性
転職して時間が経ち、
徐々に同僚や上司と雑談できるようになってから、環境は大きく変わりました。
「この人はちゃんと考えている」
「患者のために動いている」
という評価を得たあとなら、意見を言っても自然と受け入れられるようになったのです。
この経験を通して痛感したのは、意見の伝え方には“順番”があるということ。
- 観察して職場の文化を理解する
- 小さな信頼を積み重ねる(挨拶・報連相・協力的な態度)
- 成果や姿勢を見せたうえで、提案をする
この順序を意識するだけで、職場の人間関係は驚くほどスムーズになります。
また、後輩や転職希望のOTに話すときは必ずこう伝えています。
「最初の3ヶ月は信頼関係の構築期間。意見よりも関係をしっかり築こう。」
信頼があって初めて、正しい意見が“届く言葉”になるのです。
転職先で失敗しない!作業療法士が今すぐ登録すべき転職エージェント3選


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まとめ|作業療法士が転職先で信頼されるために意識すべき行動とは


転職先で信頼を得る作業療法士になるためには、
技術力よりもまず人としての姿勢とタイミングが大切です。
作業療法士が転職先で成功するかどうかは、「最初の3ヶ月」でほぼ決まります。
この期間は、スキルよりも“信頼貯金”を積む期間。
以下の3つを意識するだけで、人間関係のストレスを大きく減らせます。
- 観察力を高める:職場の文化を理解する
- 素直に学ぶ姿勢を見せる:完璧さよりも柔軟さを
- 発言のタイミングを見極める:信頼が築けてから意見を伝える
また、転職先の選定段階から「職場の雰囲気」を把握できるように、
エージェントをうまく活用することも非常に重要です。



転職は不安も多いですが、正しい知識と準備をすれば必ず良い方向に進みます。










