週イチOTコラム|“自分だけじゃない”って思える一冊に出会った話

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週イチOTコラム OT本
OTゆず

週イチOTコラム、今週もお届けします

毎週木曜日に、これまで私が経験してきた転職や仕事の中で感じたこと、

心が揺れた瞬間をリアルに綴っています。

働き方に悩む誰かに、少しでも言葉が届いたら嬉しいです。

目次

“自分だけじゃない”って思える一冊に出会った話

OTゆず

私、なんか間違ってるのかな?

新人のころも、中堅になってからも、何度もそう思ったことがあります。

なんか、先輩たちが当たり前にやってることが自分にはうまくできなかったり。

患者さんとうまく関係性が築けなくて、空回りしたり。

「あー、自分ってOT向いてないかも」って、仕事の帰り道ひとりで勝手に落ち込んだり。

そんな経験、ありませんか?

そんなときに出会ったのが、この一冊。

『覗いてみたい!?先輩OTの頭の中〜臨床のリアルに触れる〜』

著者は澤田辰徳先生。東京工科大学で教鞭をとられている、超ベテランの先生です。

最初は正直、「タイトル、おもしろい(笑)」と思ったんですけど、読んでみたらびっくり。

臨床の“モヤモヤ”にちゃんと向き合ってくれてる、すごく地に足のついた本でした。

特に印象的だったのは、

「臨床では、答えが出ない問いと向き合うことが多い」っていう部分。

あ〜〜〜もう、ほんとそれなんですよ。

患者さんとの関わりの中で、

何が正解だったのかなんて、すぐにわかることなんてほとんどない。

「これでよかったのかな…」って思いながら、

次のセッションに進んでいくしかないんですよね。

でも、

OTゆず

“悩みながら考え続けること”こそが、臨床の力”なんだ

って背中を押された気がしました。

あと、

「現場には“言語化されていない知恵”がある」っていう指摘も深かった。

つまり、ベテランOTの頭の中には、

教科書に載ってないけど、経験からくる独自の判断軸や観察力があって、

それを覗かせてもらえるのがこの本の魅力。

なんかもう、“OT界のこっそり公開された脳内ノート”って感じでした。

  • 最近、職場がしんどくて「もう転職しようかな…」って思ってた人。
  • あるいは、「新人だけど、ずっと不安で自信が持てない」っていう人。

そんなあなたに、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

  • 完璧じゃなくていい。
  • 答えが出なくてもいい。

大事なのは、“考え続けること”だって、そう思わせてくれるから。

本って、一方的に正論を押しつけてくるものも多いけど、

この本はちがいました。

「大丈夫、あなたもちゃんと考えてるじゃん」って、こっそり肩をたたいてくれる感じ。

OTゆず

読み終わったあと、少しだけ自分を肯定できるようになりました。

そんなふうに思える本、なかなかないです。

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