作業療法士として働いていると
転職したいOT残業多くてしんどい…



残業代が出ない…
という声を耳にすることは少なくありません。
毎日、取得単位のノルマや夜遅くまでの記録に追われ、心も体も疲れ切ってしまう。
そんな状況に悩む方も多いのではないでしょうか。
しかし、作業療法士でも「残業なし」「残業代がしっかり支払われる」職場は確かに存在します。
この記事では、
- 作業療法士が残業なしで働ける職場の特徴
- 残業代が出ない職場を避ける方法
- 私の転職体験談
詳しく解説していきます。



あなたが「時間に追われない働き方」を実現できるよう、ぜひ参考にしてください。


- OT歴15年以上、急性期OT
- 役職名は、係長
- 転職歴2回
- 回復期→在宅→急性期(現在)
- 2回の転職で年収250万Up
- 面接対策・転職ノウハウを発信
作業療法士で残業なし職場を見つけたいあなたへ


作業療法士の仕事はやりがいがある一方で、
長時間労働やサービス残業に悩む人が少なくありません。
- 「残業なしの職場で働きたい」
- 「残業代が出ない現場はもう嫌だ」
と思っている方に向けて、まずは現場の実態を整理していきましょう。
残業代が出ない職場の実態


作業療法士の残業代については「暗黙のサービス残業」が存在する職場も珍しくありません。
特に病院や介護施設では、
以下のような理由で残業代が支払われないケースが見受けられます。
- 「自主的な勉強」「自己研鑽」として業務外の活動を扱われる
- 記録業務が定時後に行われるのに残業扱いにならない
- 「残業時間は月平均5時間以下」と求人に書かれていても、実際は持ち帰り仕事がある
厚生労働省の調査では、医療・福祉分野の残業は月平均約10時間とされていますが、
これは「公式に記録された残業時間」であり、サービス残業は含まれていません。
つまり表に出ない労働が横行している可能性が高いのです。



こうした背景から、転職を考える際は「残業代が出るのか」まで確認することが極めて重要となります。
残業が多い作業療法士の職場タイプ


作業療法士の残業は職場の種類によって大きく異なります。
- 急性期病院:
患者数が多く、書類業務が時間外に集中しやすい - 回復期リハビリ病院:
記録や書類関係の負担が大きく、夕方以降に退院前訪問などが入ることもある - 訪問リハビリ:
移動時間や利用者の状況によって予定がずれ込み、残業につながるケースが多い
私自身も新人時代に回復期病院で働きましたが、
毎日22時過ぎまで残業し、疲れ果てて「もう辞めたい」と思ったことがあります。
厚労省データから見る残業時間の平均


医療・福祉業界の残業時間は月平均約9.6時間とされています。
引用元:厚生労働省「令和4年 賃金構造基本統計調査」
作業療法士についても同程度、もしくは10~20時間程度と見られています。
| 職場タイプ | 平均残業時間(月) | 傾向・理由 |
|---|---|---|
| 急性期病院 | 15〜25時間 | 記録・カンファ・急変対応が多い |
| 回復期病院 | 10〜20時間 | 書類・退院前訪問・高単位設定 |
| 訪問リハビリ | 5〜15時間 | 移動や予測外対応で延びやすい |
| デイケア・介護施設 | 0〜10時間 | 定時で終了する仕組みが整っている |
数字上は「月10時間程度」とされますが、実態は大きくばらつきがあります。



勤務先を選ぶ際には「平均値」ではなく、その職場ごとの文化や体制をしっかり見極める必要があります。
作業療法士が残業なしで働ける職場の特徴


作業療法士といっても、職場によって残業の多さは大きく異なります。
ここでは「残業が少ない職場の具体例」と「求人選びの注意点」を解説していきます。
訪問看護ステーションは残業少なめ


訪問看護ステーションは、
リハビリ職にとって残業が少ない職場の代表例です。
1日の訪問件数やスケジュールが事前に組まれており、予定外の業務が入りにくいため、定時で仕事を終えやすい環境があります。



実際に私も回復期から訪問看護ステーションへ転職した際、残業がほぼゼロになりました。
訪問看護の特徴
- 訪問件数があらかじめ決まっている
- 書類業務はタブレットやクラウド活用で効率化されている
- 夜間の呼び出しは看護師が中心で、OTは対象外
もちろん、
急な交通事情や利用者対応で延びる日もありますが、病院勤務に比べると大幅に残業が少なくなります。
デイケア・介護施設は定時退勤が基本


デイケアや特別養護老人ホームなどの介護施設も、
残業が発生しにくい職場と言われています。
デイケア・介護施設の特徴
- 送迎時間が決まっているため、業務が自動的に終了する
- 病院と比べイレギュラーな業務が少ない
- 記録や書類関係も少なく勤務時間内に完結しやすい
実際、介護系の施設に転職したOTからは
「18時以降は完全に自分の時間になった」
「プライベートが充実した」
という声もよく聞かれます。
急性期・回復期はなぜ残業が多いのか?


急性期・回復期では、
業務量の多さ・予測不能なタスク・記録の煩雑さが、残業の大きな原因となります。
✅ 急性期病院
- 急なオーダー・急変対応など、突発的な業務が発生しやすい
- カンファレンスや多職種連携の会議が頻繁にある
- 症例研究業務も加わることが多い
「入院日数が短く、患者の入れ替わりが激しいため書類業務が多い」
という声も。


✅ 回復期リハビリ病院
- 書類・計画書が多く、記録業務が時間外にずれ込みやすい
- 1日目標単位数の設定が高い病院も多い
- リハ職同士の調整や相談も時間外になることがある
「夕方から退院前訪問に行くことも多く、残業になりやすい」
という声も。
残業なし職場に共通する仕組み


残業が少ない職場には、いくつかの共通した仕組みがあります。
- スタッフ数が十分に配置されており、1人あたりの負担が少ない
- 記録業務を勤務時間内で完了できる体制がある
- カンファレンスや会議が定時内に組まれている
- 無理な単位数を設定していない
これらの仕組みがあるかどうかをチェックすることで、
「残業なし」と書かれた求人が本当にそうなのかを見極めやすくなります。


「残業なし」と求人に書かれていても注意点あり


求人票に「残業なし」「月5時間以内」と書かれていても、
実際に働いてみると違うケースがあります。
- 「繁忙期を除く」と書かれている
→ 月末や報告書作成時期は残業が常態化している可能性あり - 「裁量による勤務調整あり」
→ 訪問リハで移動や記録がサービス残業化する危険性あり - 「働き方改革推進中」など抽象的な表現
→ 実態が伴わない場合もある
つまり、
見学や面接での確認が必須です!
作業療法士が残業代でない職場を避ける方法


作業療法士として長く安心して働くためには、
「残業代がきちんと出るかどうか」を確認することが欠かせません。
ここでは、求人票や面接でのチェックポイントを整理し、ブラックな職場を避けるための具体的な方法を紹介します。
求人票でチェックすべきポイント


求人票には残業代の有無を判断できるヒントが隠れています。
- 平均残業時間の明記
→「月5時間以内」なら残業が少ない可能性が高い。ただし「繁忙期を除く」とある場合は要注意。 - 勤務時間の設定
→「8:30〜17:30(休憩60分)」などシンプルな勤務形態のほうが残業が発生しにくい。 - 記録業務の体制
→「タブレット導入」「記録は勤務時間内に完結」と書かれていれば好印象。 - 年間休日との兼ね合い
→「年間休日100日以下」で「残業なし」と書かれている場合は、実際には持ち帰り仕事があることも。
求人票の情報だけで判断せず、
必ず裏付けを取りにいく姿勢が大切です。
面接・見学で必ず聞くべき質問


求人票ではわからない「残業のリアル」は、
面接や見学での質問から引き出すことができます。
- 「職員の皆さんは普段何時ごろに退勤されていますか?」
- 「記録は勤務時間内に終わる仕組みになっていますか?」
- 「カンファレンスや委員会は業務時間中に行われますか?」
- 「繁忙期の残業時間はどのくらいですか?」
これらの質問を通じて、



求人票だけではわからない実態を把握できます。
残業代が本当に出るかの確認方法


残業代が支払われるかどうかは、
労働条件通知書や就業規則を確認するのが確実です。
- 「時間外労働は○分単位で支給」など、具体的な記載があるか
- 「固定残業代制度」の場合は、その時間数が明示されているか
- 面接で「残業代は必ず支給されますか?」と直接聞く
ブラックな職場では「うちはみんな自主的に残っているから」といった曖昧な回答をされることもあります。
この場合は要注意です。
ブラック職場の見抜き方


以下のような兆候がある場合は、
ブラック体質の可能性が高いため警戒しましょう。
- 「残業代込みの給与」と記載されている
- 面接で「皆さん頑張って定時を過ぎても残ってます」と美徳のように語られる
- 管理職や人事が残業代について明確に答えない
ブラック職場を避けるには、
求人票・口コミ・面接の三段階で情報を突き合わせることが重要です。
私の転職体験談:残業なしで人生が変わった





ここからは、私自身の転職体験談を紹介します。
回復期病院での過酷な残業生活から、
訪問看護ステーションへの転職によって得られた大きな変化についてお伝えします。
回復期で毎日ヘトヘトだった新人時代


OTとして最初に勤めたのは、当時地元で有名な回復期のリハビリ病院でした。
新人時代は仕事を覚えるだけでも精一杯。
- 毎日21~22単位取得、週108単位を目標
- カルテは就業時間後に記載
- 毎日18時からチームミーティング
- ほぼ毎日ある終業後の勉強会も強制参加
気がつけば毎晩22時を過ぎて病院を出るのが当たり前になっていました。
「今日もまた家に帰って寝るだけ…」
「自分の時間なんて全くない」
そう思いながら帰路につき、



もうOT辞めたい….
とまで考えるようになっていきました。
やりがいを感じる場面もありましたが、心と体がついていかず、どんどん疲弊していきました。
この頃は、心の底からOT辞めたいって思っていたし、楽しいなんて思うことはありませんでしたね。
転職エージェントに相談したきっかけ


そんな日々を抜け出すために、私は思い切って転職を考えました。
ただ、当時は情報も少なく、自分ひとりで探すのは難しい状況でした。
そこでまず登録したのがPTOT人材バンクです。
登録後、担当のコンサルタントが丁寧に話を聞いてくれました。
- 「残業がほとんどない職場がいい」
- 「できればプライベートの時間を確保したい」
そんな要望を正直に伝えたところ、いくつか候補を提案してくれたのです。
中でも気になったのが、訪問看護ステーションの求人でした。
PTOT人材バンクで紹介された訪問看護


担当者からも「ここは定時退勤が徹底されていて、残業はほぼゼロですよ」と説明を受けました。
実際に見学に行ってみると、
スタッフが17時過ぎには次々と退勤していく姿を見て驚きました。



回復期で夜遅くまで残業していた自分からすると、まるで別世界に感じたのを今でも覚えています。笑
その後、面接を経て無事に転職。
実際に働き始めてみると、本当に残業がなく、18時には自宅で夕食を取れる生活になりました。
「OTの仕事は好きなのに、残業のせいで心に余裕がなかったんだ..」
と気づかされました。
今では「転職して本当に良かった」と心から思っています。
あのまま回復期で残業に追われ続けていたら、おそらく私はOTを辞めていたと思います!
作業療法士が残業なし転職を成功させる3ステップ


「残業なしで働きたい」と思っても、
やみくもに求人を探すだけでは失敗することがあります。
ここでは、作業療法士が残業の少ない職場へ確実に転職するための3つのステップを紹介します。
まずは求人票+口コミを確認


求人票には残業時間や勤務体制が書かれていますが、それだけでは不十分です。
併せて口コミサイトやSNSなどで「実際の働き方」を調べることで、求人情報とのギャップを埋められます。
チェックすべき項目
- 平均残業時間(月○時間以内と書かれているか)
- 勤務時間(17時台に終わる勤務は残業少なめ)
- 記録方法(タブレット・電子カルテ活用は効率化に有利)
- 年間休日(110日以上あると定時退勤と両立しやすい)
口コミを確認することで
「求人票では残業なしと書いてあるけど、実際は月20時間以上だった」
といったリスクを避けられます。
面接・見学で実態を見抜く


面接や見学は「リアルな残業状況」を知る最大のチャンスです。
- 「普段は何時ごろに退勤されていますか?」
- 「記録やカンファレンスは業務時間内に終わりますか?」
- 「繁忙期に残業は発生しますか?」
また、見学時には「スタッフが何時に退勤しているか」を観察するのも大切です。



17時台に帰っている人が多ければ、その職場は残業なしの可能性が高いでしょう。
転職エージェントに複数登録する


最も確実なのは、リハビリ専門の転職エージェントを活用することです。
エージェントは求人票に書かれていない
「残業代が出るか」
「本当に定時退勤できるか」
といった内部情報を把握しています。
おすすめ3社
| エージェント名 | 特徴 |
|---|---|
| PTOT人材バンク | 残業時間や退職理由など現場のリアル情報を事前に教えてくれる |
| レバウェルリハビリ | LINE相談OK、口コミデータが豊富で残業実態が分かりやすい |
| PTOTSTワーカー | 「定時退勤希望」など条件指定で求人を探せる、条件交渉に強い |
複数登録して比較することで、
より自分に合った「残業なし+残業代あり」の職場を見つけやすくなります。



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まとめ|作業療法士が残業なしで働く方法


作業療法士が「残業なしの働き方」を実現するには、職場選びがとても重要です。
私自身、回復期病院で毎日22時まで残業していた過去があり、
「OTを辞めたい」と思ったこともありました。
しかし、PTOT人材バンクを利用して訪問看護ステーションに転職し、
残業ゼロの生活を手に入れたことで、仕事とプライベートのバランスが大きく改善しました。
「残業が当たり前」
「残業代が出ない」
という働き方に悩んでいる方も、必ず残業なしで働ける道があります。



転職エージェントを上手に活用して、自分に合った働き方を実現してください。
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