しんどいST今の職場、正直キツイな…



もっと楽な職場はないのかな?
STとして日々努力しているあなたがそう考えているなら、それはごく自然なことです。
リハビリ職はやりがいが大きい反面、心身の負担も大きくなりがちですよね。
私も12年間STとして現場を経験し、同じような気持ちになった経験があります。
この記事では、
- あなたが「キツイ」と感じる本当の理由
- 負担が少ない「楽な職場」の具体的な特徴
- その職場を見つける最短ルート
などを解説していきます。
「楽な職場探し=逃げ」ではありません。長くSTとして活躍するための賢いキャリア選択です。



この記事を読んで、後悔しない職場選びの基準を見つけましょう!


- ST歴12年目
- 主任ST
- 回復期→急性期へ転職
- 転職で年収100万以上アップ
- STの採用人事・マネジメント担当
- STの働き方・転職ノウハウを発信中
- ブログ運営者OTゆずと同僚
なぜ「楽な職場」を探してしまうのか?言語聴覚士の本当の悩み


この記事を読んでいるあなたは、
きっと「このままでは心と体が持たない」と感じているのではないでしょうか。



ここでは私が採用担当として多くのSTと面談し、退職理由を聞いてきた中で見えてきたSTの悩みを解説します。
孤独を感じる「人間関係」と「連携の壁」


言語聴覚士はPT・OTと比較して配置人数が少ない施設が多いのが特徴です。
✅ 相談相手がいない孤独感:
- 職場にSTが自分一人、または少数
- 専門的な悩みや愚痴を共有できる相手が少ない
✅ 他職種との専門性のズレ:
- 看護師などの他職種にSTの専門性が理解されない
- 「嚥下?じゃあ食事を見て」といった雑な連携を強いられる
- 専門性を発揮できないストレス
✅ 上司のマネジメント不足:
- 管理者がSTの業務を理解していない
- 不合理な指示や業務配分で負荷がかかる
自分の時間が奪われる「業務負担」と「サービス残業」


特に忙しい急性期や回復期では、業務量は想像以上に重くなります。
| 負担の種類 | 具体的な内容 |
| 単位外の業務 | カンファ資料作成、情報収集、家族対応、記録の記入、多職種会議への参加等。 |
| 勉強・研修時間 | 新しい知識や技術を学ぶための自己学習、休日や業務後の研修参加。 |
| 物理的な負担 | 担当患者数の多さ(1日18単位以上など)、身体介助の多さ。 |
これらが常態化し、サービス残業になっていると、
「自分の人生が仕事に吸い取られている」という感覚に陥り、心身ともに疲弊してしまいます。
頑張りが報われない「キャリアの不安」


誰よりも真面目に頑張っているのに、それが正しく評価されないとき、人は深く傷つきます。
✅ 給与・昇給の頭打ち:
経験年数を重ねても給与がほとんど上がらず、「このまま続けても未来がない」と感じてしまう。
✅ 異動やキャリアの自由度の低さ:
自分の興味がある分野(例:脳血管、小児)への異動ができず、専門性を深められない閉塞感。
✅ 評価制度の不透明さ:
なぜ自分が評価されているのか、されていないのかが曖昧で、「とりあえず頑張る」という精神論になってしまう。
私自身も「楽になりたい」と悩んだ時期があった


偉そうに語っている私ですが、



実は私自身も若手の頃、「楽になりたい」と必死に転職先を探していました。
最初の回復期病院では、業務量が多く、とにかく毎日が時間との戦い。
家に帰れば疲労困憊で、勉強する気力も湧かず、「この生活をあと何十年も続けるのか…」と絶望感に襲われたんです。
あのとき私が求めていた「楽」は、「ただ暇な職場」ではありませんでした。
その当時本気で思っていたのは、
「自分らしく、無理なく、STの仕事の楽しさを感じ続けられる環境」
で働きたい一心でした。
この経験と、採用担当としての知見があるからこそ、断言できます。



あなたが今「楽な職場」を求めるのは、自然なことです。
「楽な職場」の真実!働く言語聴覚士の負担が少ない環境とは?


「楽な職場=ただ暇な職場」と誤解してしまうと、転職後に
- 「専門性が失われる」
- 「給料が下がりすぎる」
といった新たな後悔を招きかねません。



ここでは、採用側の視点も交えながら、私が考える「負担が少なく、長く続けられる職場」の特徴をお伝えします。
あなたの「楽」を言語化しよう!3つの「楽」の定義


| 「楽」の種類 | 解決したいキツさ | 職場の具体的な特徴 |
| ① 精神的に楽 | 人間関係、専門性のズレ、孤独感 | ST人数が多い、多職種連携が明確、教育体制がある |
| ② 時間的に楽 | 残業、学習時間の確保 | 残業代が1分単位で支給、定時退社を奨励、有休消化率が高い |
| ③ 体力的に楽 | 介助量、緊張感 | 軽介助施設、小児分野、保健所などデスクワーク中心 |
あなたの転職の目的は、
この3つのうち、どの「楽」を最も実現することですか?



優先順位をはっきりさせることが重要ですね。
【職種別】負担が少ないSTの職場のメリット・デメリット


「楽」の定義が明確になったところで、
あなたの求める「楽」を実現しやすい具体的な職場をご紹介します。
① 老健・通所リハビリ


老健や通所リハは、急性期や回復期病院と比較して、心身の負担が少ないとされています。
生活期の患者様とじっくり向き合いたいSTにとっては理想的な環境です。
特徴的な「楽」
- 体力的な楽:
急な病状変化や、緊急対応がほとんどない。リハビリ内容も安定。 - 精神的な楽:
終末期や重症患者様を担当する機会が少なく、心理的な負担が軽減。 - 時間的な楽:
病院ほど単位に追われることが少なく、残業も比較的少なめ。
要注意な「キツさ」
- 専門性の停滞:
医療的な知識を深める機会が少ないため、臨床能力が伸び悩む不安。 - 介護業務の比重:
リハ職でも入浴や食事介助などの介護補助業務を求められる場合も。 - STの孤独:
STが1人の施設が多く、専門的な相談や意見交換がしにくい環境。
② 訪問リハビリテーション


近年注目度が高い訪問リハは、
働き方の自由度を求めるSTにとって「楽」な選択肢となり得ます。
特徴的な「楽」
- 時間的・精神的な楽:
自分のスケジュールで動けるため、自己裁量が大きい。人間関係のしがらみも少ない。 - 給与水準:
インセンティブがあ場合、努力が給与に直結しやすい。 - 服装の自由度:
比較的自由な服装で働ける。
要注意な「キツさ」
- 移動の負担:
雨の日や猛暑・極寒の日などは体力的な負担になる。 - 自己管理能力:
自己学習や情報共有を自分で行う。自己管理能力が求められる。 - 孤立:
緊急時の対応を基本的に一人で行う必要があり、不安を感じる。
③ 小児分野(児童発達支援、放課後等デイなど)


小児分野は、成人領域とは異なる専門性が必要ですが、
体力的な負担が少ないという大きなメリットがあります。
特徴的な「楽」
体力的な楽:
重度の身体介助が少なく、ST自身の体力的な消耗が少ない。
職種間の連携:
病院のような複雑な多職種間の駆け引きが少ない傾向。
土日休み:
土日休みの施設が多く、ワークライフバランスを重視できる。
要注意な「キツさ」
- 専門性の転換:
成人から小児へ転職する場合、知識や技術をゼロから学び直す大きな負担。 - 保護者対応:
保護者の方との信頼関係構築が、精神的な負担となるケースも。 - 給与水準:
病院勤務と比較すると、全体的に給与水準がやや低く設定。
④ 教育機関・保健所(公務員系)


STの公務員枠は極めて少ないですが、
もしチャンスがあれば、安定性と待遇で最も「楽」を実現できる職場の一つです。
特徴的な「楽」
- 時間的・精神的な楽:
公務員規定に基づき、残業が厳しく管理され、土日祝休みが徹底。 - 雇用と給与の安定:
公務員給与規定に基づく安定した昇給が見込める。 - 物理的な楽:
デスクワークや相談業務が中心となり、体力的な負担は最小限。
要注意な「キツさ」
- 求人の少なさ:
常勤の公務員STの求人は極めて少なく、採用競争率が非常に高い。 - 臨床の機会:
直接的なリハビリ業務が大幅に減るため、臨床スキルの維持が難しい。 - 異動の可能性:
部署異動があり、自分の専門分野とは関係のない業務に就く可能性。



これらの具体的な職場例を知った上で、「楽なフリをしているブラック職場の見分け方」に進みましょう。
【主任STの視点】「楽なフリ」をしているブラック職場の見分け方


「楽」を求めて転職したのに、蓋を開けてみれば
- サービス残業だらけ
- 人間関係が閉鎖的
という最悪のケースは避けたいですよね。



ここでは特に注意すべき、「楽なフリ」をしているブラック職場の具体的な見分け方をお伝えします。
アピールが過剰な「人間関係」ワード


人間関係は若手STが最も辞める理由の上位です。
「仲の良さ」を過剰にアピールする職場は、逆に外部から見えにくい問題を抱えているケースがあります。
人間関係ワード①
「アットホームで家族のような職場です!」
求人票によくあるワード
これは閉鎖的な人間関係や、新人を拒む職場雰囲気があるサインかもしれません。
強制的なプライベートな付き合いがあるリスクを疑いましょう。



そもそも職場に「家族のような雰囲気」は必要ないですから笑
人間関係ワード②
「スタッフ間の仲の良さが自慢!」
求人票によくあるワード
仲が良いのは素晴らしいですが、
実は派閥や面倒な上下関係があり、新人が入ると孤立しやすい環境かもしれません。
見学の際に、具体的なハラスメント対策や相談窓口の有無を確認しましょう。
矛盾する「給与」と「業務内容」


給与関連ワード
「未経験でも年収450万円可能!」
求人票によくあるワード
他施設に比べて給与が異様に高い場合、その裏には
- 「高いノルマ」
- 「過度な残業を前提とした給与設定」
- 「昇給の見込みがない」
など、ブラックな条件が隠れている可能性があります。
業務内容関連ワード
「残業ほぼなし!記録はタブレットで自宅で可!」
求人票によくあるワード
リハビリ記録やカンファ資料作成といった必須業務を
「自宅でもできる!」と称してサービス残業を正当化しているケースもあります。
(※人によっては自宅でも記録できるのはメリットですが…)
質問をはぐらかす「教育体制」


教育体制関連ワード
「経験者優遇!すぐに活躍できます」
求人票によくあるワード
これは「新人を育てる余裕がない」という裏返しである場合があります。
また、十分な引き継ぎもなく、丸投げされて大量の業務を押し付けられるリスクがあります。
教育体制関連ワード
「教育マニュアルはありますが…」
求人票によくあるワード
マニュアルが存在するだけで、
- OJT(実務指導)が機能していない
- 担当の先輩STが忙しすぎて質問すらできない環境
かもしれません。



「入職後3ヶ月の具体的な教育スケジュール」を質問し、明確な答えがあるかを確認しましょう。
「楽な職場」を見つけるための具体的な3つのステップ


行動したSTのみが楽な職場を見つけることができます。
ただ闇雲に求人サイトを見るのではなく、効率よく、
そして失敗しないように「楽な職場」を見つけるための具体的な3つのステップをご紹介します。
ステップ①:自分の「譲れない条件」をリスト化する


「楽な職場」を探す際、多くの人が給与や勤務地から見てしまいます。
しかし、最も重要なのは、あなたが手放したい「キツさ」を排除することです。
まずは以下の3つの枠を埋めて、あなたの転職で最も重要な優先順位を明確にしましょう。
絶対に譲れない「楽」な条件(最優先)
- 例:残業は月10時間以内(時間的に楽)
- 例:STが複数名いる職場(精神的に楽)
- 例:身体介助が少ない分野(体力的に楽)
妥協できる条件(二番目)
- 例:給与は現職維持でOK
- 例:通勤時間は30分までなら許容
できれば避けたい条件(要注意)
- 例:教育体制が不透明な施設
- 例:入職して1年以内の退職者がいる施設
このリストが完成したら、あとはこの条件に合う求人だけを狙えばOKです。



軸がブレないので、無駄な求人に時間を費やすことがなくなります。
ステップ②:求人サイトだけでは分からない「職場のリアル」を収集する


「楽なフリ」をしているブラック職場は、求人票だけでは見抜けません。
あなたが知るべき「職場のリアル」とは、以下のような内部情報です。
- 残業の実態: 本当にサービス残業がないのか、残業代は1分単位で支給されるのか。
- 人間関係: リハビリ部門や看護師との関係性、ST同士の雰囲気はどうか。
- 離職率と理由: STの平均勤続年数や、直近で退職したSTの理由。
これらの情報は、一般の求人サイトの担当者や、あなた自身の力で問い合わせても、なかなか本音は聞き出せません。
ここで、採用担当としてマネジメントを経験した私が強く推すのが、転職エージェントの活用です。
彼らは何度もその企業とやり取りをしているため、
病院・施設が隠したがる「内部情報」を掴んでいることが多いのです。
ステップ③:あなたの「楽」を追求できるエージェントを選ぶ


「楽な職場」探しに失敗しないためには、
ST業界に特化したエージェントを、最低でも2~3社選んで無料相談するのが鉄則です。
特に、あなたの転職ゴールである「心身ともに楽な職場」を見つけるために、以下の3社をおすすめします。



いずれもSTの非公開求人や内部情報に強く、私も信頼しています。


| サービス名 | おすすめポイント |
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この3社に登録すれば、あなたの「譲れない条件リスト」を伝えるだけで、
彼らが水面下の「楽な職場」の情報を集めてきてくれます。



プロに任せるのが、最も賢い選択です。私のイチ押しはPTOT人材バンクです♪”


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リハ専門の転職エージェントを使うことが最も効率的です。



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まとめ:楽な職場を探すのは逃げではない。賢いキャリアの選択


最後に、同じSTとしてあなたに伝えたいことがあります。
「楽な職場を探している」と後ろめたさを感じる必要は、一切ありません。
この記事で、
- 「キツさ」の本当の理由。
- 「楽な職場」とは、負担の少ない職場であること。
- 「楽なフリ」をしたブラック求人を見抜く視点。
を解説してきました。
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それが、あなたがストレスフリーなST人生を手に入れるための、最も重要な行動です。










