きついPTリハビリ18単位って、正直きつすぎない?



頑張って18単位とっても、給料変わらないし…
毎日ノルマのように18単位をこなし、気づけばカルテ記載は定時後。
残業が当たり前、心身ともに疲れ果てて「もう限界…」と感じていませんか。
この記事では、
- 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が毎日18単位を求められる理由
- 厚生労働省の制度的な背景
- 現場の実態
などを徹底解説します。
また、
「なぜ18単位がノルマ化しているのか」
「それでも改善されない現場の構造」
そして「どうすればこの働き方から抜け出せるのか」を、管理職OTで転職経験のある私が実体験を交えて詳しくお伝えします。



記事を読み終えるころには、「18単位きつい…」という苦しみから抜け出す具体的な道筋が見えるはずです。


- OT歴15年以上、急性期OT
- 役職名は、係長
- 転職歴2回
- 回復期→在宅→急性期(現在)
- 2回の転職で年収250万Up
- 面接対策・転職ノウハウを発信
リハビリ18単位がきつい理由と制度上の根拠


「リハビリ18単位」は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士にとって避けて通れない数字です。
一見すると「標準的な業務量」に見えますが、
その裏には制度的な背景と、現場を圧迫する構造的な課題が存在します。
18単位の仕組みと算出方法


まず、「18単位」とはどのように算出されているのでしょうか。
ご存じの通り、リハビリ1単位は20分と定められています。
つまり、18単位は「20分×18=360分=6時間分のリハビリ提供」を意味します。
しかし実際はこれに、
- カルテ記載
- 書類作成
- 申し送り
- 会議や委員会
- チームミーティング
など臨床業務以外の間接業務が加わります。



そのため、臨床に6時間を使うと実働8時間では到底収まらないというのが現場の実情です。
厚生労働省が定める上限と実態


医科点数表の解釈におけるリハビリテーション料の解説の中で、
1日18単位を標準とし、週108単位までとする。ただし、1日24単位を上限とする。
引用元:医科診療報酬点数表
と明記されています。
つまり、“18単位”という数値は国の基準そのもの。
ただし、これは「診療報酬上の算定限度」であり、現場で毎日フル稼働する前提ではありません。
ところが実際の病院・施設では、
「18単位を達成しないと上司からグチグチ言われる」
「評価に響く」
といった風土が、現場の疲弊を招いています。
病院・施設で18単位がノルマ化する理由


なぜ、制度上は“上限”である18単位が“ノルマ”にすり替わっているのか。
主な理由
- 病院経営上の生産性指標として利用されているため
→ 18単位を下回ると「稼働率が悪い」と判断されやすい。 - 人員配置基準がギリギリのため
→ 1人あたりの負担が高く、休暇や急な欠勤時にしわ寄せがくる。 - 上層部が“診療報酬=収益”と直結して考えている
→ 管理者も数字で評価される構造の中にいる。
このように、「18単位」は制度的な基準というより、
“経営効率を維持するための最低ライン”として機能しているのが現実です。



特に急性期や回復期では、ノルマ文化が根付いています。
「18単位=6時間臨床」の現場のリアル


「1日6時間臨床」と聞くと、普通の勤務時間内に収まるように思えます。
しかし、実際の1日はこのようなスケジュールになりがちです。
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 8:30〜9:00 | 朝礼・病棟申し送り参加・朝カンファ |
| 9:00〜12:00 | 午前リハ(9単位) |
| 12:00〜13:00 | 昼休憩(カルテ記載で潰れることも) |
| 13:00〜16:00 | 午後リハ(9単位) |
| 16:00〜17:30 | カンファ・委員会・ |
| 17:30〜19:00 | カルテ記載・書類作成・勉強会 |
つまり、「6時間リハビリ」=「6時間で仕事が終わる」ではありません。
SNSでも、以下のような悩みが多く挙がっています。



リハが終わっても記録が残っていて帰れない



18単位こなしても、評価されるどころか“当然”扱いされる
毎日がんばって単位とっても評価されない…。
ノルマがない・低い職場を探したくなるのは、当然なことです。
リハビリ18単位がもたらす身体的・精神的な負担


18単位という数字は、ただの業務量ではありません。
それは、1日のリハビリ時間・業務密度・精神的プレッシャーを象徴する“目に見えない重圧”でもあります。



ここでは、セラピストがどのような負担を抱えているのかを、現場の実態をもとに紐解いていきます。
身体的疲労


リハビリ職は、1日中立ちっぱなし・中腰・介助姿勢が当たり前の仕事です。
患者の体重を支えたり、移乗動作を介助したりと、腰・肩・膝への負担は非常に大きいです。
1日18単位=6時間臨床となると、
休憩を挟む余裕もなく、昼食を10分で済ませて午後のリハへ向かうケースも珍しくありません。
実際、PT-OT-STネット掲示板や業界アンケートでも、
「体の痛みが限界で辞めたい」という声は少なくありません。



わたし自身も、回復期で22単位を担当していた頃は、腰ベルトが欠かせませんでした。


集中力の限界


リハビリは“頭と体を両方使う仕事”です。
時間に追われる環境では「とりあえず18単位こなすこと」が目的化し、
質より量のリハビリになりがちです。
その結果、
- 「その人にあったリハを提供できているのか?」
- 「自分は機械のようにルーティング作業をこなしてないか?」
という職業的アイデンティティの喪失にもつながります。
書類・記録業務の負担


臨床の裏で、セラピストが時間を取られるのが「記録業務」です。
- 患者ごとのカルテ記録
- カンファレンス資料
- FIM・ADL評価記載
など、1日10人以上を担当すれば記録も膨大になります。
定時まで臨床をしていると、カルテ記載はどうしても定時後になります。
働き方改革が進むなかでも、
「18単位+記録業務」が常態化している施設はまだ多いのです。
ノルマによるプレッシャー


リハ職の中には、
「18単位を取れなければ評価が下がる」
「ボーナスに響く」
と感じている方も多いでしょう。
そのため、
- 患者が体調不良でキャンセルした
- 他職種カンファが延びて単位が取れなかった
といった自分の努力ではどうにもならない要因でも、精神的な焦りや罪悪感に結びつきやすいのです。


メンタルの消耗


身体的疲労と時間的圧迫が積み重なると、メンタル面にも影響が出てきます。
特に新人や中堅セラピストでは、
- 「この仕事が合っていないかも」
- 「他の人はもっとできているのに」
と、自責的に考えてしまう傾向があります。
心理的安全性が低い職場では、
相談しづらく、バーンアウト(燃え尽き症候群)を起こすケースも少なくありません。



近年では、医療職のメンタル不調による離職も社会的な課題となっています。
【体験談】毎日18単位以上を課されたOTが転職で人生を変えた話


どの職場にも「限界を感じた瞬間」があると思います。
ここでは私が、回復期→訪問リハ→急性期と環境を変えながら経験してきたリアルな現場の変化をお伝えします。



「18単位がきつい…」と感じている方にとって、自分の未来を考えるきっかけになれば幸いです。
回復期で21〜22単位・毎日22時残業の現実


回復期病棟で勤務していた頃、ノルマは“週108単位・1日21〜22単位”が当たり前でした。
朝8時半の朝礼から始まり、夕方まで臨床業務がびっしり。
担当患者が体調不良でキャンセルになると、すぐに休みのスタッフの患者さんへの代行介入。



定時で終わることはなく、定時後にカルテ記載とカンファ資料作成、退院前カンファレンスの準備が続きます。
気づけば夜の22時。
帰宅しても食事と入浴で一日が終わり、プライベートの時間など存在しませんでした….。
休日も疲れが抜けず、「また明日も仕事か…」と憂う日々。
当時の自分にとって“21単位”という数字は、単なる目標ではなく心身を削るプレッシャーの象徴でした。
心の中で、



「ガチでもう無理。OT辞めたい。しんどい」と常に感じていたのを今でも覚えています。
訪問リハビリでノルマから解放された体験


もう無理!限界を感じた私は、思い切って訪問リハビリへの転職を決意。
最初は、
- 「収入が下がるのでは?」
- 「もう病院に戻れないのでは?」
という不安もありました。
しかし、実際に働いてみるとその考えは一変します。
何よりも驚いたのは、毎日定時で帰れるようになったことです。
結果として、心の余裕が生まれ、この頃より副業にもチャレンジを始めました!
リハ職の給与水準は、決して高くはありません。



だからこそ、「定時で帰れる職場を選び、副業で収入を補う」という選択肢も現実的です。
リハにおすすめの副業を解説


急性期で「16〜17単位」が標準の働き方


その後、急性期病院に転職。
ここでは「1日16〜17単位」が目標で、カンファレンスや委員会活動があれば単位を下げてもOKという職場でした。
記録時間も勤務時間内に確保され、定時退勤が基本。
このような環境では、職員の笑顔も多く、患者対応にもゆとりが生まれます。



「18単位を超えないこと」が、心身の安定につながると実感しました。
動かなければ、何も変わらないという現実


「18単位がきつい」
「辞めたい」
そう思いながらも、明日も同じように出勤していませんか?
私もかつて、「もう少し頑張れば何とかなる」と自分に言い聞かせていました。
けれど、待っていても環境は変わりませんでした。
疲労は増え、OTが好きだった気持ちすら薄れていったのです。
本気で楽になりたいなら、動くしかない。
転職は逃げではなく、“自分を守るための選択”です。



一歩踏み出せば、定時で帰れる職場や、もう一度笑顔で働ける未来が必ず見えてきます。
「動けば、人生は変わる」それを、私は身をもって実感しました。
リハビリ18単位がきつい職場から抜け出すための転職戦略


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よくある質問Q&A|リハビリ18単位と働き方のリアル


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まとめ|リハビリ18単位がきつい職場から抜け出す方法


18単位は、制度的には標準ですが、現場では“ノルマ”として機能してしまっています。
その結果、
多くのセラピストが疲弊し、「辞めたい」と感じながらも動けずにいるのが現実です。
しかし、働き方は変えられます。
実際に私も、環境を変えたことで定時退勤・年収アップ・心の余裕を取り戻しました。
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