【OT管理職が解説】作業療法士が病院・施設見学で必ず聞くべき質問内容10選

当ページのリンクには広告が含まれています。
作業療法士 見学 質問 失敗しない 成功
OT

今度、見学に行くんだけど、どうしたらいい?

OT

何を聞くべきか分からないよね。

作業療法士として転職活動をする際、欠かせないのが病院・施設の見学です。

しかし

  • 「何を質問すればいいの?」
  • 「聞きすぎて印象が悪くならない?」

と不安に感じる方は少なくありません。

見学は求人票だけでは分からない残業時間・人間関係・働きやすさを直接確認できるチャンスです。

質問内容を準備しておくだけで、理想の職場に出会える可能性はぐっと高まります。

この記事では、

作業療法士が病院・施設見学で必ず聞くべき質問内容10選を具体例とともに解説。

さらに質問のマナーや注意点、よくあるQ&Aも紹介します。

OTゆず

この記事を読めば、不安なく見学に臨み、納得のいく転職先を選べるはずです。

この記事を書いた人
  • OT歴15年以上、急性期OT
  • 役職名は、係長
  • 転職歴2回
  • 回復期→在宅→急性期(現在)
  • 2回の転職で年収250万Up
  • 面接対策・転職ノウハウ情報を発信
目次

作業療法士が病院・施設見学で質問内容を準備すべき理由

作業療法士 病院見学 質問

病院・施設見学は、作業療法士にとって転職活動の大きなチャンスです。

求人票やホームページだけでは分からない現場のリアルを知ることができるからです。

その際に、質問内容を事前に準備しておくかどうかで、得られる情報の深さは大きく変わります。

見学で質問することが転職成功につながる理由

見学中に質問をすると、

担当者からより具体的な情報を引き出すことができます。

たとえば「1日の平均単位数は?」と質問すれば、

業務量の目安が分かり、無理なく働ける環境か判断できます。

質問があることで、応募前にミスマッチを防げるのです。

さらに「積極的に質問できる=仕事に前向き」という印象を与える効果もあります。

採用側は「現場を理解しようとしている姿勢」を高く評価します。

OTゆず

つまり質問は情報収集であると同時に、自分をアピールする手段にもなるのです。

質問しないと起きやすい失敗例

質問をせずに見学を終えると、

求人票に書かれている条件だけで判断することになります。

その結果、

  • 「思った以上に残業が多かった」
  • 「人員配置が少なくて負担が大きかった」

といったミスマッチが起きやすくなります。

口コミでも「もっと突っ込んで聞いておけばよかった」という声は少なくありません。

特に作業療法士は職場ごとの特色が大きいため、

質問を怠ると自分に合わない職場を選んでしまうリスクが高まります。

管理職が見ている「質問できるOT」の印象

管理職や面接官は、見学時の質問から「この人はどんな視点で仕事をしているか」を見ています。

臨床の現場を理解しようとする質問をすれば

「即戦力になりそう」と思われやすくなります。

逆に一切質問しないと「受け身で主体性がない」という印象を与えかねません。

そのため、

質問内容を準備しておくことは、情報収集だけでなく「採用担当者へのアピール」という意味でも大きな役割を果たします。

作業療法士が病院・施設見学で質問すべき10のこと

作業療法士 転職 見学でする質問 OT

ここでは見学で聞くべき10項目を、

私の転職経験と管理職視点で選びました。

質問すべき10のこと
  • 1日の目標単位数はどのくらい?
  • 月の残業時間は実際どれくらい?
  • 多い疾患の割合は?
  • 勉強会や学会費用の補助はあるか?
  • 給料・手当・昇給制度はどうなっているか?
  • 有給取得率はどのくらい?
  • 平均勤続年数は?
  • 毎年の離職率はどのくらい?
  • 子育て世代や既婚者の働きやすさは?
  • 福利厚生の内容は?
OTゆず

具体的に聞いて、理想の職場を見極めてください。

1日の目標単位数はどのくらい?

作業療法士の業務量を把握するために欠かせない質問です。

目標単位数が多すぎる職場では、

残業や書類業務の負担が大きくなる可能性があります。

OTゆず

私は回復期で見学した時は聞かずで後悔。毎日、21単位以上でヘトヘトに。

適切な単位数かどうかを確認しておくことで、

無理のない働き方ができるか判断できます。

月の残業時間は実際どれくらい?

求人票では「残業ほぼなし」と書かれていても、

実際には日常的に残業が発生している職場もあります。

残業の実態はワークライフバランスをとれるかの大事な要素です。

OTゆず

私は在宅リハの見学時、「残業少ない」と聞いて入ったけど、実際は月30時間超えで失敗しました。

管理職として見学対応する中で、リアルを聞くOTは好印象です。

One Point!

1日の残業時間じゃなくて、月の残業時間を聞くのがポイント。

自由な時間を確保したいなら、必須の質問です。

多い疾患の割合は?

スキルアップしたいOTには大事な質問です。

病院・施設によって、

脳血管疾患、整形疾患、小児、精神など、対象となる疾患の割合は異なります。

自分が経験を積みたい領域と合っているかを見極めるためにも、必ず確認したい質問です。

OTゆず

やっぱり専門職として、やりがいは大事なポイントですね♪

勉強会や学会費用の補助はあるか?

スキルアップを考えるなら、

勉強会や研修への参加支援制度の有無は重要です。

費用補助や勤務扱いになるかどうかで、学びやすさが大きく変わります。

キャリア形成を意識する作業療法士にとって欠かせない質問です。

給料・手当・昇給制度はどうなっているか?

お金の話は聞きにくいですが、とても大事なこと。

給与水準はもちろん、

資格手当や役職手当、昇給制度についても聞いておくと安心です。

OTゆず

特に「昇給はどのくらいの頻度であるのか」を確認することで、長期的な働き方をイメージできます。

私は、リアルな金額をしっかりと聞くべきと考えているし、

見学対応のときはしっかりと伝えるようにしています。

One Point!

毎年の定期昇給の額を確認しておくと、長く勤めれるかの判断材料の1つに。

年収アップ狙うなら、具体的に聞いてみてください。

有給取得率はどのくらい?

休みが取れるかは生活の質に直結。

私が在宅リハのとき、有給が取りにくい雰囲気で苦しんだから、

急性期では「有給取れますか?」と聞いて安心した経験が。

One Point!

有給の取得した日数を聞くのもいいけど、毎年の付与日数に対しての有給取得率を聞いみるのがおすすめ。

理由は、1年目と10年目だと付与される有給数は異なりますよね。

10年目くらいになると毎年有給付与数は20日。

その中で、毎年10日しかとれてないなら、有給取得率は5割。

なので、

日数で聞くより個人個人の有給付与日数に対して、取得率がどのくらいなのかが大事です。

OTゆず

自由な時間が欲しいなら必須な質問です。

平均勤続年数は?

職場に長く勤める人が多いかどうかは、

働きやすさを判断する大きな指標です。

平均勤続年数が短い場合、離職理由や職場環境に問題がある可能性もあるため注意が必要です。

毎年の離職率はどのくらい?

離職率は、その職場の人間関係や業務量を知るヒントになります。

One Point!

特に「若手がすぐ辞める」といった傾向がある職場は要注意。

長期的に働けるかどうかを判断するためにも聞いておきたい質問です。

既婚者や子育て世代はいますか?

子育て世代が、辞めずにそのまま職場復帰しているか、これも働きやすい職場のポイント。

どうしても残業が多かったり、

休みが取りにくい職場は、小さいお子さんがいるスタッフは辞めがちに。

One Point!

産休・育休の取得実績、時短勤務の可否、家庭都合で休みやすい環境かどうかを確認すると安心です。

福利厚生の内容は?

福利厚生もしっかり押さえておきましょう。

住宅手当が上限どのくらいでるのか、休日・祝日手当はあるのか。

また、歓迎会や送別会等の補助は病院負担であるのかどうか。

OTゆず

福利厚生がしっかり整っている職場は、職員に対して優しいですね。

見学で印象がよかったら、次は大変な面接ですね。

こちらで、「OT転職面接で聞かれる質問10選」を紹介しています。

見学で質問するときの注意点とマナー

質問内容をしっかり準備することは大切ですが、

聞き方や態度によってはマイナスの印象を与えてしまうこともあります。

ここでは病院・施設見学の際に作業療法士が意識すべき注意点とマナーをまとめます。

言葉遣いや態度に注意する

見学は採用担当者や現場スタッフに「どういう人か」を見られている場でもあります。

そのため、敬語を正しく使い、

失礼のない態度を心がけることが重要です。

OTゆず

質問の際も「教えていただけますか?」といった柔らかい表現を用いると、丁寧で好印象を与えられます。

積極性をアピールする

見学中に黙っていると「受け身で主体性がない」と思われがちです。

反対に、積極的に質問することで「仕事に前向きで学ぶ姿勢がある」と評価されます。

質問は採用へのアピールにもなるので、

遠慮せずに用意してきたことを聞きましょう。

メモや持ち物の準備

見学の際にはメモ帳とペンを必ず持参し、

質問への回答を記録するようにしましょう。

聞いたことをその場でメモする姿勢は、真剣さを伝える効果もあります。

OTゆず

また、質問リストをあらかじめ用意して持参しておくとスムーズに進められます。

作業療法士の病院・施設見学でよくある質問Q&A

よくある質問

病院・施設見学は初めての人にとって緊張するものです。

  • 「質問はどのくらいしていいの?」
  • 「お礼は必要?」

といった疑問を抱く作業療法士も少なくありません。

OTゆず

ここではよくある質問をQ&A形式でまとめました。

質問しすぎても大丈夫?

基本的には積極的に質問した方が良いですが、時間を取りすぎないよう注意が必要です。

目安として5〜7項目程度を準備し、

優先順位の高い質問から行うのがおすすめです。

見学時間の目安は?

施設見学は通常30分〜1時間程度が一般的です。

長すぎると現場の業務に影響しますし、短すぎると情報不足になります。

質問時間も含めて、あらかじめ「どのくらい時間をいただけますか?」と確認すると安心です。

お礼状は送った方がいい?

必須ではありませんが、送ることで好印象を残すことができます。

メールでも問題ありませんが、

丁寧に伝えたい場合は手書きの一筆を添えるとさらに評価が高まります。

特に入職を前向きに検討している施設には、お礼状を送るのがおすすめです。

内部事情を知る方法はある?

見学だけでは分からない「人間関係」「離職率」などの内部事情は、

転職エージェントのアドバイザーに聞くのが有効です。

実際に働いた人の口コミや、

施設側から直接得ているリアルな情報を持っているため、見学だけよりも正確に把握できます。

「公式には聞きにくいこと」は、転職サイトを併用して確認すると安心です。

作業療法士におすすめの転職サイト3選

OT向け転職サイト 3社比較

病院・施設見学で質問内容を準備するのは大切ですが、

そもそも見学先を探す段階から苦労する人も多いです。

そんなときに強い味方になるのが、作業療法士に特化した転職サイトです。

OTゆず

非公開求人や内部情報を持っているため、見学前の情報収集に役立ちます。

PTOT人材バンク

出典:PTOT人材バンク

PTOT人材バンクは、医療・介護業界に特化した大手転職サービスで、全国対応かつ求人数が多いのが特徴です。

特に「急ぎの転職や「短期間での内定獲得」に強く、面接対策や履歴書添削のスピード感があります。

メリット

  • 全国対応で地方求人も豊富
  • 面接日程の調整や給与交渉を代行
  • 登録から面接までがスムーズ

活用のコツ

  • 希望条件を初回面談でしっかり共有する
  • 紹介された求人の裏側情報も必ず確認する
  • 複数求人を比較して選ぶ姿勢を持つ

安定したサービスを求めるなら、まず登録しておくべきエージェントです。

相談だけで未来の選択肢が広がる!

非公開求人は数に限りあり!今すぐチェック

筆者イチ押し♪PTOT人材バンクまとめ記事

PTOTSTワーカー

出典:PTOTSTワーカー

PTOTSTワーカーは、業界最多クラスの公開求人数を誇り、地方から都市部まで幅広い選択肢を持っています。

非公開求人も豊富で、管理職や高待遇案件など、

一般には出回らない求人を探している人に特におすすめです。

メリット

  • 業界トップクラスの求人数(全国対応)
  • 地方求人の選択肢が多い
  • 給与や勤務条件の交渉に強い

活用のコツ

  • 条件を幅広く提示して選択肢を広げる
  • 非公開求人は必ずチェック
  • 条件交渉は担当者に任せてストレス軽減

求人数も多く、初めての転職で不安が大きい若手OTにも頼りになる存在です。

迷っている今が、理想の職場へ第一歩

今動かなければ、好条件は他の人に…

レバウェルリハビリ

出典:レバウェルリハビリ

レバウェルリハビリは、求人票には載らない「職場の人間関係」や「内部の評判」に関する情報が豊富です。

特に人間関係で転職を考えている人にとっては、この情報が大きな判断材料になります。

メリット

  • 内部情報(人間関係・職場の雰囲気)に強い
  • 面接同行や就業後のフォローあり
  • 都市部(東京・神奈川・埼玉・千葉)に特化

活用のコツ

  • 面接前に職場の内部事情を確認しておく
  • 条件よりも環境を重視する転職に向いている
  • 就業後のフォローも積極的に利用する

求人の質も高く、時短勤務・非常勤・管理職候補など、ライフステージに合わせた柔軟な選択肢が豊富です。

\ カンタン1分で登録・完全無料/

好条件の非公開求人多数

病院・施設見学の前に転職サイトに登録しておくべき理由

病院・施設見学をより充実させるためには、

転職サイトを活用して内部情報を入手しておくのが効果的です。

「どんな質問をすべきか」のヒントも担当者から得られるため、準備がぐっと楽になります。

また、3社とも無料で登録できるので、併用して情報を比較しながら進めるのが最も安心です。

レバウェル
リハビリ

詳しく見る

PTOT
人材バンク

詳しく見る

PTOTST
ワーカー

詳しく見る

まとめ|作業療法士は病院・施設見学で質問内容を準備して転職を成功させよう

作業療法士 OT 転職 前へ

病院・施設見学は、求人票やホームページでは分からない「現場のリアル」を知る絶好の機会です。

質問内容を準備して臨むことで、

  • 業務量
  • 働きやすさ
  • 人間関係

までしっかり確認でき、転職後のミスマッチを防ぐことができます。

さらに、見学前に転職サイトを併用すれば、

求人票に載らない内部情報を得られるだけでなく、質問内容のヒントももらえます。

OTゆず

質問を準備して主体的に見学に臨むことが、作業療法士として納得できる転職先を見つける第一歩になります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次