【必見】作業療法士の平均残業時間と残業なし職場の見つけ方

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作業療法士 平均残業時間 残業なし
転職したいOT

残業多くてしんどい…

転職したいOT

他の職場はどうなんだろ?

「作業療法士=残業が多い」というイメージを持っていませんか?

実は、職場によって残業時間は大きく異なり、

中には“残業ほぼゼロ”で働ける職場も存在します。

この記事では、厚生労働省の統計や現場の声をもとに、作業療法士の平均残業時間を徹底解説。

あわせて、残業が多くなりがちな施設・少ない施設の違いや、

残業なし職場の見つけ方、転職時に見るべきポイントも具体的に紹介します。

OTゆず

残業を減らして、もっと自分らしく働きたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を書いた人
  • OT歴15年以上、急性期OT
  • 役職名は、係長
  • 転職歴2回
  • 回復期→在宅→急性期(現在)
  • 2回の転職で年収250万Up
  • 面接対策・転職ノウハウを発信
  • @yuzu_ot_reha)
目次

作業療法士の平均残業時間はどれくらい?

作業療法士として働く上で、「残業時間」は生活の質に直結する大きな要素です。

OTの平均残業時間は?
  • 厚生労働省の統計データから見る平均残業時間
  • 職場別に見る残業時間の違い
  • 残業が発生する主な理由とは?

ここでは、厚生労働省の統計や現場の傾向をもとに、作業療法士の残業時間の実情を明らかにします。

厚生労働省の統計データから見る平均残業時間

厚生労働省「令和4年 賃金構造基本統計調査」によると、

医療・福祉分野全体の月間平均残業時間は約10時間前後。

これに該当する作業療法士も、概ね同様の傾向があると考えられます。

ただし、勤務先や働き方によってばらつきは大きく、

「月5時間未満」の職場もあれば「月30時間以上」の現場も存在します。

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分野平均残業時間(月)備考
医療・福祉約9.6時間看護職含む平均/厚労省データ参考
作業療法士約10〜20時間程度現場ヒアリング・業界転職サイト調査からの推定値
施設別ばらつき5〜30時間以上配属先や管理体制により大きな差が出ることが多い

職場別に見る残業時間の違い

残業時間は、職場の種類によって大きく異なります。

以下に主な勤務先とその傾向を示します。

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職場タイプ残業時間の傾向主な理由
急性期病院多い(月15〜25h)書類・カンファレンス・急変対応などタスクが多く時間超過しやすい
回復期病院やや多い(月10〜20h)書類や記録が多く、リハビリ量の調整が難しい場合に残業が発生しやすい
訪問リハビリ中程度〜多め(月5〜15h)1件ごとの移動や予期せぬ延長により残業になるケースがある
デイケア・通所少ない(月0〜10h)定時終了が基本で、送迎スケジュールなどにより時間管理が徹底されていることが多い
特養・老健少ない(月0〜10h)リハビリが日中に集中し、急変やカンファレンスも少なく時間外対応が発生しにくい

(※勤務先や働き方によってばらつきあり)

残業が発生する主な理由とは?

現場で残業が多くなる理由には、以下のような要因があります。

  • カルテ記録や書類業務が勤務時間内に終わらない
  • カンファレンスや委員会活動が診療後に行われる
  • 急性期では患者実数が多く、記録も増える
  • 訪問リハでは交通事情や家庭環境により延長が発生しやすい

一方で、

OTゆず

管理体制や業務分担が明確な職場では、定時退勤がしやすくなる傾向もあります。

残業が多い施設・少ない施設の違いとは?

作業療法士の残業時間は、職場の種類や運営スタイルによって大きく変わります。

残業多い・少ないの違いは?
  • 急性期・回復期・訪問リハはなぜ残業が多いのか?
  • 介護施設・デイケアはなぜ残業が少ないのか?

ここでは、残業が発生しやすい施設と、

ほとんど残業がない施設の違いを明確にし、選び方の参考にしていただける内容を紹介します。

急性期・回復期・訪問リハはなぜ残業が多いのか?

これらの施設では、

業務量の多さ・予測不能なタスク・記録の煩雑さが、残業の大きな原因となります。

✅ 急性期病院

  • 急なオーダー・急変対応など、突発的な業務が発生しやすい
  • リハ時間以外にも、カンファレンスや多職種連携の会議が頻繁にある
  • 記録も多く、診療報酬改定対応や症例研究業務も加わることが多い

「入院日数が短く、患者の入れ替わりが激しいため書類業務が多い」という声も。

✅ 回復期リハビリ病院

  • 書類・計画書が多く、記録業務が時間外にずれ込みやすい
  • 1日目標単位数の設定が高い病院も多く、時間配分がシビア
  • リハ職同士の調整や相談も時間外になることがある

「夕方から退院前訪問に行くことも多く、残業になりやすい」という声も。

✅ 訪問リハビリ

  • 訪問の移動や、利用者との会話で予想以上に延びることがある
  • 1件の遅れが1日全体に波及し、終業が後ろ倒しになる
  • 利用者宅でのトラブルや急な連絡へのフォローも時間外で発生

「移動は天候によっても左右されるため、予測できない日も」という声も。

介護施設・デイケアはなぜ残業が少ないのか?

一方で、残業の少なさで知られる施設には、

明確な時間管理と業務配分の特徴があります。

✅ デイケア(通所リハ)

  • サービス提供時間が決まっており、送迎時間に合わせて1日の業務が組まれている
  • 終業と同時に施設が閉まるため、業務を持ち越す文化がほとんどない
  • 記録やカンファレンスも、勤務中に終わらせる体制が構築されていることが多い

「残業を前提としない仕組みが、働きやすさにつながっている」と感じる職員多数。

✅ 特養・老健

  • 医療的な緊急対応が少なく、1日の流れがルーティン化されている
  • OTの業務が日中に集中し、夕方以降のタスクがほとんどない
  • 役割分担がはっきりしており、自分の仕事に集中しやすい

残業なしの作業療法士求人は存在する?

「残業なし」「定時退勤OK」

と書かれた求人を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

残業なしは存在する?
  • 残業ゼロの求人は本当にある?
  • 注意すべき「実は残業あり」求人の見抜き方
  • 残業なしの職場が持つリアルな特徴

ここでは、

実際に残業がない職場がどの程度存在するのか、そして求人の裏に潜む注意点をお伝えします。

残業ゼロの求人は本当にある?

結論から言えば、「実質的に残業がほぼない職場」は確かに存在します。

特にデイケアや老健、特養など介護系の施設では、

送迎や生活支援のタイムスケジュールが明確に決まっており、残業が発生しにくい環境が整っています。

また、リハビリの提供時間が日中に限定されていることが多く、勤務時間を過ぎると業務自体が終了します。

実際、転職サイトや口コミでも以下のような声があります。

  • 「デイケアに転職してから、18時以降は完全に自由時間になりました」
  • 「老健では、記録もリハも定時内に終わるようにシステム化されています」

ただし、「残業なし」という条件を鵜呑みにしてしまうと、思わぬギャップに悩むこともあります。

OTゆず

私は急性期ですが残業は一切ないので、ほんと職場次第って感じです。

注意すべき「実は残業あり」求人の見抜き方

求人票に「残業なし」「月残業平均5時間以下」と記載されていても、

いざ入職してみると違ったというケースは少なくありません。

以下のような記載や兆候がある場合は、注意が必要です。

表記・状況注意ポイント
残業なし(繁忙期を除く)実際は月末や報告書作成期間に残業が常態化している可能性あり
月平均5時間以下週1時間以上の残業があると考えるべき/時期による変動が大きいことも
裁量による勤務調整あり訪問リハなどで、自主的な記録・移動時間が時間外に押し込まれていることがある
「働き方改革推進中」など曖昧な表現実態が伴っていない可能性あり/見学や面接での確認が必須

特に「残業代が出るか」も含めて確認しないと、

無自覚のサービス残業が発生する危険性もあります。

残業なしの職場が持つリアルな特徴

本当に残業がない職場には、以下のような共通点があります。

  • 業務量に対してスタッフ数が適切に配置されている
  • 記録業務を勤務時間内に完結させる体制がある
  • カンファレンスや会議が定時内に組まれている
  • 無理な1日の目標単位を掲げていない

このように、

OTゆず

“職場全体で残業をさせない風土”があるかどうかが大きなカギです。

残業なし職場の見つけ方と転職のコツ

「残業なしで働きたい」と思っても、

ただ求人票を眺めているだけでは見抜けないことも多くあります。

残業なし職場の見つけ方
  • 求人票でチェックすべきポイント
  • 面接・見学時に確認しておくべき質問
  • 転職エージェントの活用で得られる非公開情報

ここでは、残業が少ない職場を見つけるための具体的なチェックポイントと、

転職を成功させるための戦略を紹介します。

求人票でチェックすべきポイント

求人票には、残業の有無を見極めるためのヒントがいくつか隠されています。

以下の項目は必ず確認しましょう。

チェック項目理由・ポイント
「平均残業時間」の記載月平均残業時間が明記されている場合、5時間以内なら“実質残業ほぼなし”の可能性大
記録の負担感「タブレット使用」「記録簡略化」「記録業務は勤務内完結」などの文言があれば好印象
勤務時間の明記17:00前後の終業で、変則勤務がない場合はワークライフバランスを取りやすい可能性が高い
「年間休日」の表記休日数が110日未満で残業なしを謳っている場合は、実質“持ち帰り仕事”の可能性あり

特に、

「実働8時間/休憩60分」で「残業なし」の記載がある職場は、タイムマネジメントが徹底されている可能性大

面接・見学時に確認しておくべき質問

実際に職場に足を運んだ際や、

面接・見学の場でしか聞けない「リアルな情報」も多くあります。

  • 「皆さんは普段、何時ごろに退勤されていますか?」
  • 「記録や添書の作成は、勤務時間内に終わるようになっていますか?」
  • 「カンファや委員会参加は、どれくらい業務量に影響がありますか?」
  • 「1日のスケジュールはどのように管理されていますか?」

こうした質問によって、

求人票に書かれていない“残業のリアル”が見えてきます。

詳しくはこちらで解説。

転職エージェントの活用で得られる非公開情報

残業の少ない職場を確実に見つけたいなら、

リハビリ専門の転職エージェントの活用が非常に有効です。

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エージェント名特徴
PTOT人材バンク残業時間・退職理由など現場情報を事前に教えてくれる/職場見学の調整も可
レバウェルリハビリLINEで気軽に相談/残業実態や職場の働きやすさに関する口コミを多く持っている
PTOTSTワーカー「定時退勤希望」などの条件で求人を絞り込み可/施設との条件交渉にも強い

転職エージェントは、

「実際に働いていた人の口コミ」「面接での過去質問例」まで把握しており、

応募前にかなり精度の高い判断ができます。

詳しくはこちらで解説。

まとめ|残業なしの働き方を実現するには?

まとめ 一歩踏み出そう

残業が当たり前の職場もあれば、

時間管理が徹底された職場もあり、選び方次第で働き方は大きく変わります。

✅ 残業なしを実現する3つのポイント

  • 求人票の残業表記・就業時間を見逃さないこと
  • 見学や面接で“現場の空気”と“実態”を確認すること
  • エージェントを活用してリアルな情報を得ること

「もっとゆとりを持って働きたい」
「プライベートの時間を充実させたい」

そう感じているなら、残業時間の少ない職場への転職は現実的な選択肢です。

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“働きやすさ”は、人生の質を変えてくれます。

OTゆず

無理なく、笑顔で働き続けられる環境をぜひ見つけてください。

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