【やめたい】30代・40代で考える作業療法士のセカンドキャリアと活かせる仕事5選

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作業療法士 セカンドキャリア 資格を活かす
30代OT

もう現場は限界かもしれない

そう感じる30代・40代の作業療法士の方は少なくありません。

体力の衰え、ライフスタイルの変化、将来への不安。

15年以上OTとして働き、2度の転職を経験した私も、同じような悩みに向き合ってきました。

では、医療・福祉の現場を離れたら、作業療法士としてのスキルは本当に使えないのでしょうか?

OTゆず

答えは「NO」です。

作業療法士の経験は、実は驚くほど多くの仕事に活かせる“武器”になります。

この記事では、OTとしての専門性をセカンドキャリアに活かす方法と、収入・やりがいを両立できる仕事を具体的に紹介します。

OTゆず

「次の一歩」を考えるきっかけに、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を書いた人
  • OT歴15年以上、急性期OT
  • 役職名は、係長
  • 転職歴2回
  • 回復期→在宅→急性期(現在)
  • 2回の転職で年収250万Up
  • 面接対策・転職ノウハウ情報を発信

「作業療法士としてのキャリア、そろそろ次のステージを考えたい」

そんな30代・40代の方に向けて、

OTのスキルを活かしながら働ける“現実的な選択肢”を5つ厳選しました。

OTを活かせる仕事5選
  • 企業研修トレーナー
  • 特別支援学校の支援スタッフ
  • 医療・介護系のライターや監修者
  • 福祉用具やリハ機器の営業職
  • カウンセラーやメンタルコーチ


私も15年以上の臨床経験と2回の転職経験を通して、さまざまな働き方を見てきました。

OTゆず

その中でも、特に注目すべきセカンドキャリアをご紹介します。

企業研修トレーナー

作業療法士の「人を見る力」「行動を引き出す力」は、企業研修の場でとても重宝されます。

たとえば、新入社員向けのコミュニケーション研修や、

管理職対象のメンタルヘルス研修などでは、

医療的な知見を持った講師が高く評価されます。

企業は“健康経営”や“職場環境改善”に力を入れており、

そこでOTの「観察力」や「傾聴スキル」が活きるのです。

私が研修講師をサポートしたプロジェクトでは、

実際にOT出身の方が登壇し、現場感ある内容で好評を得ていました。

OTゆず

副業やフリーランスとしてスタートできる点も魅力です。

こちらの記事で詳しく解説。

特別支援学校の支援スタッフ

発達支援分野において、作業療法士の経験は大きな価値を持ちます。

特に、特別支援学校や通級指導教室、放課後等デイサービスでは、

感覚統合や姿勢保持の視点が必要とされており、OTの知見がそのまま活用されます。

「椅子に座っていられない」
「集中できない」

などの課題に対して、

具体的な環境調整や支援方法を提案できるのは、まさにOTならではの強みです。

学校という安定した勤務体制の中で、子どもたちの成長を長期的に支援できるのも大きな魅力です。

OTゆず

教育に関心がある方には、非常にやりがいのある分野です。

医療・介護系のライターや監修者

「体力的にきつくなってきた」、「家にいながら働きたい」

そんな方におすすめなのが、医療・介護分野のライティング・監修の仕事です。

実は、作業療法士の国家資格を持つ人による執筆は、

Webメディアや企業教材の分野で非常に重宝されます。

信頼性を担保できるという点で、医療監修や記事のチェックにも需要が高まっています。

実際に私も、医療メディアの記事執筆や動画スクリプトの作成を行っています。

OTゆず

在宅で副業としても働けるため、ライフスタイルに合わせやすい働き方です♪

福祉用具やリハ機器の営業職

「営業って、OTには向いてないんじゃ?」と思われがちですが、実は逆です。

作業療法士の視点を持った営業職は、

現場に寄り添った提案ができるため、クライアントからの信頼を得やすいのです。

たとえば、歩行器や移乗リフトなどを提案する際、

「どのような身体状況で、どの環境で使うか」

といった現場知識を持っているだけで、提案の質が変わります。

しかも、営業職の中には未経験者歓迎の企業も多く、

しっかりと研修制度が整っているところもあります。

私の周囲でも、臨床から営業に転職して、

元OT

収入が上がり、働きやすくなった!

と話す元OTが増えています。

詳しくはこちらで解説。

カウンセラーやメンタルコーチ

対象者の「生活」や「心の動き」に寄り添ってきた作業療法士にとって、

心理支援の分野は自然な延長線にあると言えますよね。

とくに、キャリアカウンセラーや発達支援、ビジネスパーソン向けのメンタルコーチなど。

対話力・傾聴力・構造化力が求められ、OTの経験がそのまま活かせます。

近年は、Zoomなどを使ったオンラインセッションの普及により、自宅からでも活動を始めやすくなっています。

OTゆず

副業で隙間時間に経験を活かしたいって思う方にもぴったりです。

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目次

作業療法士が転職で評価される5つの強み

「作業療法士として働いてきた経験が、他の業界でどれほど評価されるのか不安…」

そんなふうに感じる方も多いかもしれません。

ですが実際には、他業種の現場でOTとして培ってきたスキルが、想像以上に“重宝”されます。

OTを活かせる仕事5選
  • 観察力と分析力の高さ
  • コミュニケーション能力
  • 医療・福祉分野の専門性
  • 多職種連携の経験
  • 国家資格による信頼性

ここでは、作業療法士が異業種転職で評価されやすい「5つの強み」を解説していきます。

観察力と分析力の高さ

OTは、対象者の生活全体を見て、

  • 「どこに問題があるか」
  • 「何が障壁になっているか」

を細かく観察し、原因を分析する力に長けています。

このスキルは、ビジネスの現場でも非常に重要。

たとえば企業の人事や研修部門では、

社員の行動特性を見抜いて対応する場面が多くあり、OTの分析力がそのまま活かされます。

OTゆず

なぜこの人はこの行動を取るのか?

という視点を自然に持てるのは、大きなアドバンテージになります。

コミュニケーション能力

患者さんはもちろん、家族、医師、看護師、ケアマネ、行政担当者……

作業療法士は、日常的に多職種と関わり、

調整・説明・説得といった“高度な対人スキル”を使いこなしてきたはずです。

実はこの「対人調整力」こそ、転職市場で高く評価されるスキルのひとつ。

現場経験の中で自然と身につけたスキルだからこそ、

OTゆず

異業種でも即戦力として働ける場面が多くあります。

医療・福祉分野の専門性

健康・福祉・リハビリといったキーワードは、今やあらゆる業界で注目されています。

ITや教育、広告の世界でも

  • 「高齢者のUX改善」
  • 「健康系アプリ開発」
  • 「ヘルスケア記事の監修」

など、医療知識が必要な場面は確実に増えてきています。

作業療法士の国家資格と実務経験は、

そのまま「専門家」としての信用になります。

私もライティングの依頼をいただく際、

「作業療法士というバックボーンがあるから安心」と言われることが多く、自信につながっています。

多職種連携の経験

チーム医療の中で、他職種と連携しながら問題解決を図ってきた経験は、

まさに“プロジェクト型業務”の基礎です。

たとえば、

営業×開発×マーケティングが関わる商品開発の場などでは、

立場の異なる人同士の橋渡しが必要です。

こうした調整・連携の力は、医療現場で鍛えられているOTにとって、得意分野のひとつです。

私も転職後、

職種を超えて調整する場面で「医療で培った感覚が役に立った」と実感しました。

国家資格による信頼性

やはり「国家資格を持っている」というのは、

他業種でも大きなアピールポイントになります。

資格の有無だけでなく、

それを取得するまでの努力や倫理観、そして専門知識の裏付けがあるということが、自然と信用につながります。

実際、転職活動中に面接担当者から

「国家資格を持ってるんですね、それだけでも安心感がある」と言われたことが何度もありました。

OTゆず

信頼されやすい立場を活かして、転職先での信頼構築もスムーズにいくケースが多いです。

30代・40代で作業療法士から異業種へ転職する際の注意点

「このままでいいのかな…」と感じる30代・40代の作業療法士にとって、

異業種への転職”はとても勇気がいる決断かもしれません。

けれど、事前に準備すべきことや心構えを押さえておけば、想像以上に可能性は広がります。

OTゆず

OTから異業種への転職を考える上で、特に重要な4つの注意点について解説します。

自分の経験を言語化する力

作業療法士としての「当たり前」は、他の業界ではまったく伝わらないことがあります。

たとえば、私たちが日常的にやっている「患者の目標設定とプログラム立案」も、

他業界からすれば立派な“課題解決型のマネジメント経験”になります。

これをしっかりと言葉で説明できるかどうかが、異業種で評価されるかの分かれ目になります。

実際に異職種へ転職したOT仲間からは、

元OT

職務経歴書を書く段階で、自分の強みが見えてきた

という声も多く聞きました。

業界知識のギャップ

転職先の業界に対する理解が浅いと、スキルがあっても評価されにくいことがあります。

たとえば、IT業界に行きたいのにプログラミングやUXの基礎を知らなければ、

相手に「この人と働けるイメージ」が持たれにくくなるのです。

私も、回復期から在宅分野に移ったとき、同じOTでも文化や考え方の違いに驚いた経験があります。

OTゆず

異業種となれば、さらに価値観の差が大きくなるはずです。

まずは転職先の業界について「どんな価値観で仕事が回っているか」を知るところから始めるのが成功の鍵になります。

体力・働き方の見直し

30代・40代になると、これまでのような体力勝負の働き方を見直すタイミングでもあります。

私自身も「もう残業や長時間勤務は厳しいな」と感じて、働き方を変える決断をしました。

異業種に挑戦する際は、その業界がどれくらいの労働時間・柔軟性を許容してくれるのかも大切なポイントになります。

無理をして燃え尽きてしまうよりも、

自分のペースで長く働ける環境を選ぶことが、セカンドキャリア成功の第一歩です。

収入や将来性への視野

異業種転職で気になるのは「収入」の問題。

私も相談を受けた際に、「収入が下がるのが不安」と話す方は多いです。

転職直後は収入が一時的に下がることもありますが、スキルを活かしてキャリアアップしていくことで、数年後には収入が逆転するケースもあります。

実際、医療ライターや福祉機器の営業に転職した知人たちは、年収が上がりつつ自由度も増しているようです。

大切なのは、目の前の年収だけでなく、「自分の望む未来とライフスタイルに近づけるか」を基準に考えることです。

転職も視野に!作業療法士に特化したおすすめ転職サイト

「異業種への転職はちょっと不安…でも、今の職場でこのまま続けるのも正直つらい」

そんなふうに感じている方にこそ、まずは情報収集という形で転職サイトを活用してみることをおすすめします。

私自身、OTとして2回の転職を経験してきました。

その時、いきなり履歴書を書くような本格的な転職活動ではなく、

OTゆず

ほかの職場はどんな働き方をしているのか?

を知るところから始めたことが、大きな安心感につながりました。

自分に合った働き方が見つかる

作業療法士としての働き方には、本当にいろんな選択肢があります。

常勤・非常勤・フリーランス、訪問・通所・病院・施設など、働く場所もスタイルも人それぞれです。

転職サイトに登録すると、自分が想像していなかったような魅力的な求人に出会えることもあります。

「本当にやりたい働き方って何だろう?」と立ち止まるきっかけにもなるんです。

非公開求人や専門コンサルのサポート

一般に公開されていない“非公開求人”が多いのも、転職サイトの大きな魅力のひとつです。

また、作業療法士に特化した転職サイトでは、

医療福祉業界に精通したキャリアアドバイザーがサポートしてくれるため、

OTゆず

転職するかどうか迷っている段階…

でも気軽に相談できます。

OT

今はまだ迷っているけれど、情報だけでも見てみたい

そんなスタンスでもまったく問題ありません。

登録して情報収集するだけでも価値がある

「転職する=今すぐ辞める」ではありません。

自分の市場価値を知る、働き方の幅を知るという意味で、

情報収集は立派なキャリア戦略の第一歩です。

転職活動というと大げさに聞こえますが、

まずは求人情報を“眺めてみるだけでも、視野が広がります。

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私が実際に登録して良かったと感じたサイトや、

他のOT仲間から評価の高いサイトを厳選してまとめています。

OTゆず

「今の職場がきつい…」「何かを変えたい…」と思っている方は、ぜひのぞいてみてください。

まとめ|作業療法士の経験を次のキャリアに活かすために

30代・40代でセカンドキャリアを考えるのは、ごく自然なことです。

私自身、作業療法士として15年以上の経験と2度の転職を経て、「視野を広げること」の大切さを痛感しました。

OTのスキルは、異業種や多様な働き方でも十分に活かせます。

大きな一歩を踏み出す前に、まずは情報収集や副業など、小さな行動から始めてみませんか?

動き出したいと感じたら、【OT転職サポートページ】もぜひ参考にしてみてください。

OTゆず

未来は、あなた自身で選び取ることができます。

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