転職したいOT転職を考えているけれど、職務経歴書の書き方が分からない
そんな不安を抱えている作業療法士の方は少なくありません。
履歴書と違って、職務経歴書は自分の経験・スキル・強みをどのように伝えるかが重要です。
しかし、
- 「何を書けばいいのか分からない」
- 「実績が少なくてアピールできない」
と悩む方も多いでしょう。
結論から言えば、
作業療法士の職務経歴書は「経験をどう整理し、応募先に合わせて伝えるか」がポイントです。
この記事では、
- 作業療法士の職務経歴書の基本構成
- 分野別の書き方例
- 採用担当者に響く工夫
- ありがちな不安の解消法
まで徹底解説します。
最後まで読むことで「職務経歴書をどう書けばいいか」が明確になり、
自信を持って応募できるようになるはずです。
さらに、



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作業療法士の職務経歴書の書き方を徹底解説


作業療法士の職務経歴書は、
履歴書と異なり「これまでの業務内容や実績を具体的に伝える」ための書類です。
採用担当者はここから「この人はうちの職場で活躍できそうか」を判断します。
まずは職務経歴書の役割を整理し、採用担当者が見ているポイントを理解することが大切です。
職務経歴書の役割と履歴書との違い


履歴書は「基本情報の確認」が目的であり、学歴や資格、職歴を簡潔に示すものです。
一方、職務経歴書は「応募者の強みや実績を伝えるプレゼン資料」に近い存在です。
- 履歴書:経歴の一覧表(どこで働いてきたかの事実)
- 職務経歴書:経験を通じて得たスキルや成果(どう働いてきたかのストーリー)
作業療法士の場合、
単に「回復期病棟勤務」や「訪問リハ経験」と書くだけでは不十分で、
- 「患者のADL改善にどう関わったか」
- 「チームでどんな役割を担ったか」
まで具体的に伝える必要があります。
採用担当者が見ているポイント
採用担当者は、職務経歴書から以下の点を確認しています。
- どんな領域(急性期・回復期・老健・訪問など)でどのくらいの期間働いたか
- 具体的にどのような業務を担当してきたか
- チーム医療や多職種連携の経験があるか
- 利用者・患者にどんな成果をもたらしたか(例:在宅・復職復帰率など)
- 新しい職場でどう貢献できそうか
- 「どの分野に強いか」
- 「即戦力になれるか」
が一目で伝わる内容にすることが重要です。
職務経歴書が転職成功に与える影響


採用担当者の多くは、数十枚の応募書類に目を通します。
その中で「具体的にイメージできる職務経歴書」は強く印象に残り、
面接に呼ばれる可能性が高まります。
逆に、業務内容が箇条書きだけで抽象的だと
「どんな強みがあるのか分からない」と判断され、選考を通過しにくくなります。
つまり、



職務経歴書は「書類選考を突破するための最大の武器」なのです。
職務経歴書の基本構成とフォーマット


作業療法士の職務経歴書は、形式に大きな決まりはありませんが、
採用担当者が読みやすく、強みが伝わる形に整えることが重要です。
基本構成を押さえ、フォーマットを工夫するだけで、選考通過率が大きく変わります。
必須項目(職務要約・業務内容・実績・資格)


職務経歴書には、以下の項目を盛り込むのが基本です。
- 職務要約
これまでのキャリアを2〜3行で簡潔にまとめる部分です。
例:「回復期病棟で5年間勤務し、脳血管疾患・運動器疾患を中心にADL訓練を担当。退院支援や家屋調査の経験も豊富。」 - 業務内容
施設の種類や担当した患者層、具体的な業務を記載します。
例:「脳卒中患者を中心に、1日平均6名を担当。上肢機能訓練や日常生活動作訓練を実施。」 - 実績・成果
可能であれば数字を入れて客観的にアピールします。
例:「在宅復帰率80%の病棟で、担当患者の退院後ADL維持率は平均85%を達成。」 - 資格・スキル
国家資格だけでなく、関連する研修や資格も記載。
例:「福祉住環境コーディネーター2級、MTDLP研修修了」
誤りが多いNG書き方


よくある失敗例は以下の通りです。
- 「患者のリハビリを担当」とだけ書いて具体性がない
- 経験年数を曖昧に書いている(例:「数年勤務」など)
- 強みや成果がなく、ただの業務記録になっている
- フォーマットが見づらく、採用担当者が一目で理解できない
これでは採用担当者に魅力が伝わらず、他の応募者に埋もれてしまいます。
読みやすく伝わるフォーマットの工夫


職務経歴書は1〜2枚程度にまとめるのが基本です。
文章だけでなく、箇条書きを取り入れると読みやすさが格段に上がります。
おすすめのフォーマット例
【職務要約】
回復期病棟で5年間勤務。脳血管疾患・整形外科疾患を中心に、ADL訓練・退院支援・家屋調査を経験。【職務経歴】
◯◯病院(2018年4月〜2023年3月)
・1日平均6名を担当(脳卒中・大腿骨骨折など)
・FIMを用いた評価、上肢機能訓練、ADL動作訓練
・退院前訪問指導を年間30件実施【実績・成果】
・担当患者の自宅復帰率85%
・多職種カンファレンスでの退院支援を年間100件経験【資格・スキル】
・作業療法士(国家資格)
・福祉住環境コーディネーター2級
このように整理すると、
採用担当者が一目で「どんな経験をしてきたか」が把握できます。
作業療法士の分野別・職務経歴書の書き方例


作業療法士の職務経歴書は、
勤務してきた分野によって強調すべきポイントが変わります。
ここでは代表的な勤務先ごとに、どのように書けば効果的にアピールできるのかを解説します。
回復期病院での経験をアピールする場合


回復期病院では「生活動作の改善」「在宅復帰支援」「家族支援」が主な役割です。
職務経歴書には以下の点を盛り込みましょう。
- 担当疾患(脳血管疾患・運動器疾患など)
- ADL改善に関する実績(例:FIM改善度、退院後の在宅維持率)
- 退院前訪問や家屋調査の経験
- カンファレンスや多職種連携での役割
例文
回復期病棟で5年間勤務し、脳血管疾患患者を中心に担当。退院前訪問指導を年間30件実施し、在宅復帰率85%を維持。平均1日単位数も19~20単位で、収益に貢献。
急性期病院での経験をアピールする場合


急性期病院勤務では、「リスク管理」と「早期離床支援」の経験が評価されます。
- 急性期特有のリスク管理経験(呼吸・循環、合併症など)
- 早期離床の取り組みと成果
- ICUやHCUでの病態生理を理解した上での診療実績
例文
急性期病院で3年間勤務。整形外科・脳血管疾患を担当し、術後早期リハを実施。離床開始から平均1週間以内にADL介助量軽減を目的に、早期退院をサポート。
精神科・発達領域をアピールする場合


精神科や発達領域では「社会参加支援」や「認知機能・発達支援」の経験を具体的に示すと効果的です。
- 認知症患者や発達障害児への支援内容
- 作業活動やSST(生活技能訓練)の取り組み
- 地域活動や社会復帰プログラムの経験
例文
精神科病棟で4年間勤務し、統合失調症・気分障害患者のリハビリを担当。SSTを週2回実施し、退院後の地域生活定着支援を担当。作業活動を通じて社会参加を促進。
訪問リハビリや在宅領域をアピールする場合


訪問リハや在宅では「生活環境に即した支援」「家族指導」「地域包括ケアでの役割」が評価されます。
- 1日の訪問件数や対象疾患
- 住宅改修や福祉用具提案の経験
- 家族指導の事例
例文
訪問リハビリで3年間勤務し、1日5件前後を担当。脳血管疾患・廃用症候群を中心に生活環境に合わせた訓練を実施。住宅改修提案を年間15件行い、転倒リスクを軽減。
採用に響く職務経歴書に仕上げるコツ


同じ経験を書いていても、
「伝え方」が工夫されているかどうかで採用担当者の印象は大きく変わります。
ここでは作業療法士の職務経歴書をより魅力的に仕上げるための具体的なコツを紹介します。
数字や成果を取り入れる


抽象的な表現ではなく、
数値化できる実績を盛り込むと説得力が高まります。
- 「年間100名以上の患者を担当」
- 「退院後の在宅維持率85%を達成」
- 「FIM平均改善点数20点」
採用担当者は数字から具体的なイメージを持ちやすく、
応募者の強みを客観的に評価しやすくなります。
多職種連携の経験を強調する


病院や施設では、
リハ職だけでなく医師・看護師・ソーシャルワーカーとの連携が欠かせません。
- 「退院支援カンファレンスでの役割」
- 「看護師やケアマネとの情報共有」
- 「医師との連携で早期退院に貢献」
多職種との連携経験を記載すると「チームで働ける人材」として評価されやすくなります。
学びや資格取得のエピソードを加える
自己研鑽や専門性を高める姿勢は、採用側にとって好印象です。
- 「MTDLP研修を修了し、生活行為向上マネジメントを実践」
- 「認知症ケア加算に関する研修を受講し、臨床に活用」
資格や研修歴を単に書くだけでなく、
「臨床でどう活かしたか」まで触れるとより伝わりやすいです。
将来のキャリアプランを盛り込む


「この職場でどのように成長し、貢献したいか」
を言葉にすることで、志望先とのマッチングが強調されます。
- 「地域包括ケアを担う作業療法士として、在宅支援に力を入れたい」
- 「小児領域での経験を活かし、発達支援分野で専門性を深めたい」
キャリアプランを明確にすることで、
「長く活躍してくれそう」と採用担当に安心感を与えられます。
職務経歴書作成でよくある不安と解決法


作業療法士が職務経歴書を書くとき、
多くの人が「何を書けばいいのか分からない」と悩みます。



ここでは代表的な不安とその解決法を整理しました。
「アピールできる実績がない」ときの工夫


臨床経験が浅かったり、特別な成果が思いつかない場合でも大丈夫です。
以下のような工夫でアピールにつなげられます。
- 担当患者数や疾患の割合など「経験の幅」を示す
- 日常的に取り組んでいる基本業務を丁寧に言語化する
- 患者や家族との関わり方を具体的に書く
例
1日平均5名を担当し、脳血管疾患から整形外科疾患まで幅広く対応。家族指導を通じて在宅復帰支援を実施。
「経験が少ない」若手作業療法士の書き方
経験年数が少ない場合は、
「今後の伸びしろ」や「学びの姿勢」を強調しましょう。
- 新人研修や勉強会で学んだこと
- チーム内での役割や学びの姿勢
- 今後目指したいキャリアプラン
例
急性期病棟で1年目として勤務。先輩OTと連携しながら術後患者のADL訓練に取り組み、学びを臨床に即活用。今後は回復期での経験を積み、地域包括ケアに貢献したい。
「異なる領域に転職する」際のポイント


領域を変える場合は、
これまでの経験を「どう活かせるか」をアピールすることが大切です。
- 共通するスキルを強調
- 新しい領域で役立つ学びをしていることを伝える
- 志望理由と結びつけて説得力を持たせる
例
回復期病棟で培ったADL評価や退院支援の経験を活かし、在宅領域での生活支援につなげたい。
書き方に迷ったら転職エージェントを活用する方法


「自分ではうまくまとめられない」という場合は、
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では、
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まとめ|作業療法士の職務経歴書の書き方 転職


作業療法士の職務経歴書は、
履歴書以上に「経験や強みをどう伝えるか」で結果が変わります。
抽象的な記載では魅力が伝わらず、具体性や数字、エピソードを盛り込むことが重要です。
また、どう書けばいいか迷う場合は、
転職エージェントの無料添削サービスを活用するのが効果的です。


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