
逆質問て何を聞けばいいの?



変なこと聞かないかな?
作業療法士として転職面接に臨むとき、
「最後に何か質問はありますか?」と聞かれて頭が真っ白になった経験はありませんか。
この「逆質問」はただの形式的なやり取りではなく、
採用側にあなたのやる気や職場への関心をアピールできる大切なチャンスです。
しかし、質問内容を間違えると逆効果になってしまうこともあります。
私は現在、管理職として採用面接を担当する中で
「刺さる逆質問」と「NGな逆質問」の違いがはっきりと分かってきました。



この記事では、作業療法士の転職面接で効果的な逆質問7選と、避けるべきNG質問、さらに管理職としての実体験を交えて解説します。


- OT歴15年以上、急性期OT
- 役職名は、係長
- 転職歴2回
- 回復期→在宅→急性期(現在)
- 2回の転職で年収250万Up
- 面接対策・転職ノウハウ情報を発信
作業療法士の転職面接で逆質問はなぜ重要か


面接の最後に必ず聞かれる「何か質問はありますか?」という場面。
これは単なる形式ではなく、
採用側にあなたの姿勢を強く印象づけるチャンスです。
逆質問をどう活用するかで、採用の判断が変わることも少なくありません。
逆質問でやる気や関心を示せる


逆質問は、面接官に「この人は本気でうちに興味を持っている」と感じてもらえる場面です。
リハビリ方針や教育体制について質問すると、
- 「自分の成長を大切にしている」
- 「患者にしっかり向き合いたい」
という意欲が伝わります。



逆質問は「受け身の応募者」から「主体的に学びたい人材」へと印象を変える力があります。
逆質問がないと採用側は不安に思う


逆に「特にありません」と答えてしまうと、採用側は不安を覚えます。
- 「職場に本当に関心があるのかな?」
- 「またすぐ辞めてしまうのでは?」
と疑念を持たれてしまうのです。
特に1年目や若手のOTが沈黙してしまうと、
「受け身で積極性がない」と評価されるリスクもあります。
たとえ小さな質問でも良いので、何かしら用意しておくことが大切です。
逆質問で職場のリアルを知れる


逆質問は採用側へのアピールだけでなく、応募者自身にとっても重要です。
実際に働き始めてから「思っていた環境と違った」と感じないために、職場のリアルを逆質問で確認できます。
例
- 教育体制が整っているか
- どのようなOTが評価されやすいか
- チームの雰囲気はどうか
といった質問は、
求人票やホームページからでは分からない情報を得るきっかけになります。



「逆質問をしないこと」こそが、転職失敗につながる落とし穴なのです。
作業療法士の転職面接で効果的な逆質問7選


逆質問は「やる気や成長意欲をアピールする場面」であると同時に、応募先の実態を知る機会でもあります。
- リハビリ方針や理念について質問する
- 教育体制や研修制度を確認する
- 自分の資格や経験が活かせるか聞く
- 活躍しているOTの特徴を聞く
- 入職前に準備すべきスキルを聞く
- 将来的なキャリアパスを質問する
- 評価制度や人事考課について確認する
ここでは、
管理職として採用面接を経験してきた立場から「刺さる逆質問」を具体的に紹介します。
リハビリ方針や理念について質問する


「御院(貴院)のリハビリ方針で大事にしていることは何ですか?」
という質問は、採用側に強い印象を残します。
リハビリ方針は病院・施設の根幹であり、
ここに関心を持つことで「患者さんを大切にしたい姿勢」が伝わります。
私が採用担当をしているとき、
この質問をされたOTに「本気でうちを志望している」と感じたことがありました。



面接前にホームページで理念を確認し、「その方針に共感しました」と添えると、より好印象です。
教育体制や研修制度を確認する


教育制度や研修体制に関する質問は、
「成長意欲」を伝える絶好のチャンスです。
- 「新人向けの教育制度はどのようになっていますか?」
- 「既卒者への研修はありますか?」
と具体的に聞くと効果的です。
採用側からすると「長期的に成長してくれる人材だ」と受け取れます。



私自身も「この子は成長意欲がある」と感じて採用を前向きに検討した経験があります。
自分の資格や経験が活かせるか聞く


「〇〇の資格を持っているのですが、御院では活かせる場面はありますか?」
と聞くと、自分のスキルをアピールできます。
これは「自分の強みを職場にどう貢献させたいか」を伝える逆質問です。
私はこの質問を受けると「うちで活躍してくれそうだ」とワクワクします。
活躍しているOTの特徴を聞く


「どのようなOTが活躍されていますか?共通点はありますか?」
という質問は、採用側の求める人物像を知ることができます。
同時に、「自分もそうなれるよう努力したい」という姿勢を示せます。
実際に私が面接をした際、
この質問をされたOTに「自分を成長させたい気持ちが強い」と感じ、採用の後押しになりました。
入職前に準備すべきスキルを聞く


「入職前に身につけておいた方が良い知識やスキルはありますか?」
という逆質問は、準備意識と前向きな姿勢をアピールできます。
採用側から見れば「早く職場に貢献したい」という強い意欲が伝わります。
さらに、
将来的なキャリアパスを質問する


「前職でチームリーダーを経験しました。御院でも将来的にリーダーを目指せますか?」
といった質問は、長期的な視点を示せます。
これは「責任感」と「キャリア志向」をアピールできる逆質問です。
評価制度や人事考課について確認する


「評価制度はどのようになっていますか?」
という質問は、働き方への関心と成長意欲を伝えるものです。
評価基準を知ることで、自分がどう努力すれば成果につながるかを把握できます。
管理職の立場からすると、
「評価を気にする=成長を意識している」と捉えられるため、好印象を持ちます。
作業療法士が逆質問で失敗しやすいNGパターン


逆質問は面接の印象を大きく左右する大事な場面ですが、
内容を間違えると「残念な応募者」と思われてしまいます。
ここでは、私が管理職として実際に面接で見てきたNG例を紹介します。
ホームページでわかる内容を聞く


- 「病院の理念を教えてください」
- 「どのような診療科がありますか?」
といった質問は、ホームページや求人票を見ればわかる情報です。
このような逆質問は
「事前に調べていない」「準備不足」と受け止められ、マイナス評価につながります。



実際に私が採用担当をしたときも、この手の質問をされると「本気度が低いのかな」と感じてしまいました。
逆質問は「ネットではわからない生の情報」を聞くことが大切です。
給与や待遇ばかりを質問する


- 「ボーナスはいつ出ますか?」
- 「昇給はどのくらいですか?」
といった待遇ばかりの質問もNGです。
もちろん給与や福利厚生は重要ですが、
面接で最初から待遇に偏った質問をすると「条件だけで選んでいる」と誤解されます。
採用側は「職場に溶け込んで長く働けるか」を重視します。
待遇面はエージェントを通じて確認できますので、
面接では教育体制や職場の雰囲気など成長につながる質問を優先しましょう。
ネガティブ・否定的な質問をする


- 「なぜ離職率が高いのですか?」
- 「もし目標を達成できなかったらどうなりますか?」
といったネガティブな質問は避けるべきです。
面接の場でこうした質問をすると、
「疑いから入る人」「マイナス思考な人」という印象を与えてしまいます。
少なくとも1つか2つは前向きな質問を準備しておくのが安心です。
管理職OTが伝える逆質問の現場エピソード


ここでは、私が実際に採用面接を担当した中で
「採用を後押しした逆質問」と「残念ながらマイナス評価になった逆質問」の例を紹介します。
現場での具体的なやりとりを知ることで、あなた自身の逆質問準備にも役立つはずです。
採用を決めた「好印象の逆質問」例


ある面接で、1年目のOTがこんな逆質問をしてくれました。
新人教育のフォロー体制について詳しく教えていただけますか?入職後に自分がどう学んで成長できるかを知りたいです。
この質問を聞いた瞬間、「この子は成長意欲があり、長期的に働く姿勢がある」と感じました。
教育体制を重視する姿勢は、採用側にとって非常に安心材料です。
別の例では、
「患者さんの生活復帰をサポートする上で、御院が大切にしていることは何ですか?」
という質問をしたOTもいました。



患者中心の視点を持っていることが伝わり、即戦力というより「将来を期待できる人材」として採用を前向きに検討しました。
不採用につながった「残念な逆質問」例


逆に、残念ながら印象を下げてしまう逆質問もあります。
例えば、
- 「残業は多いですか?」
- 「休みは自由に取れますか?」
という待遇面だけの質問を繰り返す応募者がいました。
この応募者は他の部分でも積極性が見えなかったため、不採用にせざるを得ませんでした。
また、別の応募者は「特に質問はありません」と答えてしまいました。



その瞬間、「本当にうちに興味があるのか?」「準備不足ではないか」と疑念を抱きました。
やはり逆質問ゼロは致命的だと痛感しました。
作業療法士の転職面接対策に役立つ転職サイト3選


逆質問を準備する上で大切なのは、
「職場の内部情報」や「面接で聞かれやすいこと」を事前に知ることです。
転職サイトを活用すれば、
求人紹介だけでなく担当者から面接対策や施設の雰囲気についての情報をもらえます。



ここでは、私自身や後輩OTが利用して「役に立った」と感じた転職サイトを紹介します。
PTOT人材バンク:病院・施設求人に強い


PTOT人材バンクは、
医療・介護業界に特化した大手転職サービスで、全国対応かつ求人数が多いのが特徴です。
特に「急ぎの転職」や「短期間での内定獲得」に強く、面接対策や履歴書添削のスピード感があります。
メリット
- 全国対応で地方求人も豊富
- 面接日程の調整や給与交渉を代行
- 登録から面接までがスムーズ
活用のコツ
- 希望条件を初回面談でしっかり共有する
- 紹介された求人の裏側情報も必ず確認する
- 複数求人を比較して選ぶ姿勢を持つ
安定したサービスを求めるなら、まず登録しておくべきエージェントです。
\ 相談だけで未来の選択肢が広がる!/
非公開求人は数に限りあり!今すぐチェック
筆者イチ押し♪PTOT人材バンクまとめ記事
PTOTSTワーカー:地方や急ぎの転職に強い


PTOTSTワーカーは、
業界最多クラスの公開求人数を誇り、地方から都市部まで幅広い選択肢を持っています。
非公開求人も豊富で、管理職や高待遇案件など、
一般には出回らない求人を探している人に特におすすめです。
担当者がこまめに連絡をくれるので、面接準備や逆質問の相談もしやすいのが特徴です。
メリット
- 業界トップクラスの求人数(全国対応)
- 地方求人の選択肢が多い
- 給与や勤務条件の交渉に強い
活用のコツ
- 条件を幅広く提示して選択肢を広げる
- 非公開求人は必ずチェック
- 条件交渉は担当者に任せてストレス軽減
求人数も多く、初めての転職で不安が大きい若手OTにも頼りになる存在です。
\ 迷っている今が、理想の職場へ第一歩/
今動かなければ、好条件は他の人に…
レバウェルリハビリ:面接サポートが充実


レバウェルリハビリは、
求人票には載らない「職場の人間関係」や「内部の評判」に関する情報が豊富です。
特徴は、求人の数が豊富なことに加えて、
担当者が履歴書の添削や模擬面接まで丁寧にサポートしてくれる点です。
メリット
- 内部情報(人間関係・職場の雰囲気)に強い
- 面接同行や就業後のフォローあり
- 都市部(東京・神奈川・埼玉・千葉)に特化
活用のコツ
- 面接前に職場の内部事情を確認しておく
- 条件よりも環境を重視する転職に向いている
- 就業後のフォローも積極的に利用する
求人の質も高く、時短勤務・非常勤・管理職候補など、ライフステージに合わせた柔軟な選択肢が豊富です。
\ カンタン1分で登録・完全無料/
好条件の非公開求人多数♪
まとめ|作業療法士の転職面接で逆質問を味方にしよう


作業療法士の転職面接で逆質問は、採用を左右する大きなポイントです。
「特にありません」と答えるのは避け、最低でも1つか2つは前向きな質問を準備して臨みましょう。
また、逆質問は応募者自身が職場の実態を知るチャンスでもあります。
もし逆質問や面接全体に不安を感じるなら、
転職サイトのサポートを活用するのがおすすめです。
担当者から、
- 過去にこの職場で聞かれた質問例
- 逆質問で印象が良かった例
を教えてもらえるため、自信を持って面接に臨めます。
転職は不安も伴いますが、正しい準備をすれば必ずプラスになります。



一歩踏み出し、逆質問を味方につけて、あなたに合った職場で新しいキャリアをスタートさせましょう。